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SIDE 1 Hari's On Tour (Express) |
SIDE 2 Ding Dong, Ding Dong |
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ジョージのアルバム中でもかなり地味な存在感のアルバム。実は俺自身買ったのも一番最後、2002年になってからだ。また、ジョージの咽の調子などの問題もあり、評価も必ずしも高くないというのが実情だ。だが、俺のようなミーハーのジョージファンにとっては充分すぎるほどに楽しいアルバムである。初のツアーを前にしてそれを意識した曲も多く、ファンキージョージを堪能できる。名作とは言えないが、悪いアルバムではないんじゃないだろうか。 オープニングは、そのままツアー用オープニングに転用、って言うかそのために作られたインスト曲、"Hari's On Tour (Express)"だ。これを手抜きと見る向きもあるようだが俺はそうは思わない。ジョージはギタリストなのだ。しかも世界一ギターで歌える男だ。そんな彼が、歌うように「ジョージメロディ」を弾く。実際、キャッチーじゃないか。充分に引き寄せられるイントロダクションだ。(え?リードはロベン・フォード?まあ、ジョージの書いたメロディには変わりないんだし...) "Simply Shady"はタイトルのとおりシンプルなメロディのバラードで、サビの泣きのメロディとそれに対応するロベン・フォードのギターも見事。声はこのアルバム全般にわたり辛そうな部分もあるが、これに関しては功を奏している気もする。 "So Sad"はジョージのアルバムには良く聴かれるタイプのアコースティック風のポップバラードで、後の"Brow Away"を地味にしたような雰囲気の佳曲。ただ、これは逆にもっと万全の状態で歌って欲しかった気もする。いつもの「へろへろヴォーカル」こそ、この曲には似合っている。ちなみにリンゴも参加。 エヴァリー・ブラザースのカヴァーの"Bye Bye Love"、これはジョージがパティとクラプトンについて歌った歌詞に書き換えている。残念ながら原曲は未聴だが、曲そのもの、と言うかアレンジ段階でかもしれないが、いかにもジョージという雰囲気の曲に仕上がっていて、知らなければカヴァーとは思えないかもしれない。 "Maya Love"は宗教的タイトルに反し、実にポップかつファンキーな曲だ。テンポと言い、ギターのフレーズと言い"Hari's On Tour (Express)"の続編、と言うか本編的に聞こえる。A面では最も強力なナンバーで、ジョージのスライドのみならず、トム・スコットのサックスやアンディ・ニューマーク&ウィリー・ウィークスのリズムも冴えている。ちなみに、オリジナルタイトルは"My Love"だったそうな... ジョージ流クリスマスソングはポールやジョンのほどメジャーになれなかった。それがまたジョージっぽいんだが、その"Ding
Dong. Ding Dong"はまあ、いかにも安易かつストレートな曲&タイトルで、マイナーに終わるのも仕方あるまい、と言う感はあるんだが、しかし安易な分だけ覚えやすく、気がつくと好きになっている、と言うある意味、困った曲。サビなんか「学校のベル」(日本的には)だもんな。 前の曲も酷いのどだったが、このタイトル曲"Dark Horse"をはじめて聴いた時は度肝を抜かれた。とてもジョージの声には聞こえないほど荒れた声。間違ってカヴァーヴァージョンが入ってたのか?くらいに思った。しかし不思議なもので、聞慣れれば明らかにジョージの声、そして間違えようもない歌い回し。更にこれはこれで魅力に聞こえるからファンって奴は困ったものだ。 "Far East Man"はロン・ウッドとの共作で、彼のファーストソロにも入っていたソウルバラード。ウッディのヴァージョンも良かったが、ジョージの方も最高の出来だ。とにかくメロディがいい。アレンジもシンプルで出しゃばりすぎない。個人的にはアルバム中最高と思っている曲だ。 ラストは"It Is "He" (Jai Sri Krishna)" 、何と言ったらいいか、マントラカントリー?インドの風の音(実際はムーグ)は使われていて、宗教的な歌詞やマントラが歌われているが曲はきわめてポップ。「カントリー」「宗教、マントラ」ということで、バーズの"Welcome Back Home"(1970年)も思い出させるが、アレの唐突な「南無妙法蓮華経」に比べるとこちらのマントラは自然に使われていて、完成度は高い。 |
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