San Francisco
Spanish Heart
Leo Leo
Qmart
Nephatiti
Lift
Ooops
Empire
In Yer Face
Cubik
Lambrusco Cowboy
Techno Bell
Olympic
テクノで、ハウスで、なんだかニューウェーブな感じもするのが808だ。「名機」ローランドTR-808から名前を取った「バンド」で、実際この人達は生楽器も演奏するし、肌触りも例によってロックだ。ってーか、ニューオーダーのバーナード・サムナーが歌う"Spanish Heart"は(サムナーの声のせいで?)ホント、ニューウェーブ。その辺のいい悪いは置くとしても、彼等のアルバムがZTTからリリースされていると思うと納得、でしょ?
ハイライトは何と言っても名曲"Cubik"。強烈なギターのかきむしり音からガビガビしたシンセのリフにつながるアレンジが破壊的でカッコいい。ビートがアフリカン風(?)なのも面白いが。とにかく印象的な仕掛けが山ほど織り込んであって、何回聴いても全然飽きない。当時俺、なんでシングル買わなかったんだろう・・・
それからストリングスが美しい"Lift"が個人的なフェイヴァリット。タイトル通りの高揚感のある、ポジティブな印象の曲だ。この曲を聴いても「テクノは人間味に欠ける、冷たい音楽」って言えるのかなあ。好きなテクノミュージックは数多いけど、この心地よさはトップ5には必ず入る。実は、もっと「名盤」の"90"よりこっちをメインに選んだのはこの2曲の存在によるものだ。
どこか中期YMOを思い起こさせる"Leo Leo"の歪んだ(リング・モジュレーターかな?)シンセ音やエスニック(?)なサンプリングも印象的。また、"Qmart"と"Ooops"ではシュガーキューブス(!)のビョークが参加、この人はただ歌うだけでアンビエントサウンドになるのが凄い。ソロで大ブレイクする全然前である。それからシングルにもなったが、"In Yer Face"も魅力的だ。地を這うようなサイン波のベースが最高。ハードなサウンドに近寄りつつどこかポップで爽やかささえ漂わせるのが808スタイル。