The Collecors' Guide To Rare British Birds

The Birds

You're On My Mind

You Don't Love Me (You Don't Care)

Leaving Here

Next In Line

No Good Without You Baby

How Can It Be?

You're On My Mind (Original demo)

You Don't Love Me (Original demo)

Say Those Magic Words

Daddy Daddy

Run Run Run

Good Times

Say Those Magic Words (Alternate version)

Daddy Daddy (Alternate version)

La Poupee Qui Fait Non

Run Run Run (Alternate version)

Daddy Daddy (Backing track)

Granny Rides Again

That's All I Need

数年前、友人と一緒に京都に行ったときの話だ。宿にチェックインしたあと、ちょっと散歩に行こうという話になった。そうしてふらふら歩いていると、何か「におう」レコード店が目に入った。一緒にいた友人達はロックには興味がないが俺がそういう人なのはよく知ってるからつきあってくれたんで店内に足を踏み入れると一層におう。アナログもそこそこあって、CDのラインナップもなかなかマニアックだ。「おお!ボンゾズの『アンソロポロジー』がある!」なんて思ってCDを手に取っていると、何かアナログのコーナーが俺を引き寄せる。そうしてエサ箱を漁ると何と!The BirdsのLP"Say Those Magic Words"が!長年憧れたバーズ!イギリスの方のバーズ!即買いです。値段も普通に2000円台で買えたし、ほくほくな俺だったのだ。

さて、それから暫くしてMoと一緒にレコード店に行くとと何と、このCDが輸入盤ででている。何て亊だ...俺がアナログで買うとこういうことが起るのか...とショックを受けながらも結構CD化そのものは嬉しかった。でも俺はアナログを買ったし、その場には1枚だったのでMoに譲り、俺は日本盤を待つ!出なかったら貸してね。などと言ってその場はすませた。

結果、このようにして無事日本盤も発売された。輸入盤についていたかっこいい外箱がないのは残念だったけど、オリジナルライナー翻訳付き日本盤はやはり嬉しい。越谷政義のライナーはデータのミスあり、自慢話(俺はロニーと呑み友達だ、みたいな)ありの鬱陶しいものだったんだけど、ここには俺を喜ばせる一文があった。引用したい。

「ところで、バーズのアルバムは実は1997年8月にLP(ビニールオンリー)で発売されたことがある。『Say Those Magic Words』というタイトルで(中略)計12トラックが収録されているという。このLPはなかなかのリミテッド・エディションで私もいまだ入手できていない」

そう、俺の買った京都のブツはレアアイテムだったのだ。「なかなかのリミテッド・エディション」という日本語は理解出来ないが(日本語かどうかも知らないが)、取りあえず、越谷の持ってないものを持ってるというんで俺はちょっと満足したのであった。全くみみっちい幸せだけどさ...

長い前振りだったが、音の方も苦労して手に入れるに相応しいものだった。何よりトップを飾る"You're On My Mind"はぶっ飛びもののナンバーだ。60年代にこんな凶暴だったのはバーズかプリティ・シングスぐらいなんじゃないだろうか。"Leaving Here"の世界一乱暴なヴァージョンも最高だ。モーターヘッドもこのヴァージョンを手本にしたらしい。他にも件のフランス盤のタイトル曲"Say Those Magic Words"(バーズ・バーズ名義での作品)もポップでいい。ポップな曲はフーを彷彿とさせるが、そのフーのカヴァー、"Run Run Run"も2ヴァージョン入っている。出来はオリジナリティーのあるオルタネイトヴァージョンの方がいい。同じくバーズ・バーズ名義の"Daddy Daddy"(これも3ヴァージョン入っている)のエンディングのドラムもキースを意識したこのようなプレイで、なかなかの迫力。しかしこれが長年埋もれていたんだから勿体ないよなあ。

後日談もある。Moとの会話。「バーズもCD出たしね、あとはグレアム・ボンドだね」「それもお前がLP買えばCDになるんじゃないの?」「う〜ん、嫌だなあ。でも、買っちまうかな?」グレアム・ボンド・オーガニゼイションは俺がLP買う前に無事CD化が実現しました。ほっ。