Opening: I Can't Turn You Loose
Hey Bartender
Messin' With the Kid
(I Got Everything I Need) Almost
Rubber Biscuit
I Don't Know
Soul Man
Who's Making Love?
Do You Love Me/Mother Popcorn
Guilty
Riot in Cell Block Number Nine
From the Bottom
Going Back to Miami
Everybody Needs Somebody to Love
Expressway to Your Heart
Sweet Home Chicago
Closing: I Can't Turn You Loose
Shake Your Tailfeather
Think (by Aretha Franklin)
Gimme Some Lovin'
前置きから。このCD、俺は既に手放してしまった。何故かというと、2枚組に彼ら(ジェイクとエルウッドの在籍時)の全音源が収められた"The Blues Brothers Complete"というコンピレーションが存在するからで、基本的にブルース・ブラザースはこのCDがあれば他はいらない。まあ、場合によってはブルース・ブラザース・バンド名義のアルバムを買うのもいいとは思うし、「2000」のサントラも俺は大好きだが、「本物」のブルース・ブラザースの音はこれで基本的に揃う。本来ならこのCDを紹介するのが筋だし、皆さんにもこれを圧倒的にお奨めする。だが、ここで紹介するのはこのコンピレーションである。
まあ、言うまでもなく映画の方も見て欲しいのだが(DVD廃盤は許せん!:2004/3月現在)、映画にもレコードにも共通するのはもうひたすらのR&Bへの愛情と、それ故のストレートなエンターテインメント性。とにかく楽しいのである。前編にこにこしっぱなしで聴けるCDだし、そういう映画なのだ。はっきり言ってベルーシ・・・いや、ジェイクにしたってそんなに上手いシンガーではない。エイクロイド・・・じゃなくってエルウッドのヴォーカルはそれ以下だし、ハープにしたってご愛嬌レベルだ。しか〜し!そんなつまらんコト言ってる奴はこんなモン聴かんでよろしい。だって楽しいじゃないか。音楽が好きな奴等が最高に楽しそうに、最高のバックを従えて(後述)、そして充分なスピリットをもってプレイしているのだ。全編普通に気持ち良い。
今更、だがバックは「本物」のスタックスサウンド、ブッカーT&MG'sのギター&ベース、つまりスティーヴ・クロッパー&ダック・ダンを核に、マット・マーフィー、スティーヴ・ジョーダン、ポール・シェファーという名手ぞろい。「グルーヴ世界一」ことジョーダンのドラミングは冴えわたっていて(映画音源はウィリー・ホール)、特に代表曲の一つ"Soul Man"でのハイハットを絡めたシャープなフィルの気持ち良さは全てのドラマーが憧れるノリだろう。それにマーフィーとクロッパーはいずれ劣らぬクールなカッティングを聴かせている。ソロプレイよりクリーンなコードカッティングに自然と耳が行く。このCDには未収録の"B Movie Box Car Blues"のイントロは必聴と言える。
エルウッドの歌う"Rubber Biscuit"でのノベルティー的な、いかにも「コメディアン」な感じもいいし、バンドがクールに聴かせるインスト、"Peter Gunn"や"Green Onions"(共に上記のCDには未収録)、そしてジェイクの熱いヴォーカルがグイグイサウンドを引っ張る"Messin' With The Kid"や、コミカルなR&B"I Don't Know"なんかも最高だ。勿論映画に出演した多彩なゲスト陣をフィーチャーしたテイクも文句なし。キャブ・キャロウェイのシーンが一番印象が強いって人もいるでしょ。
ってーか、とにかくこの2枚組(!?この2枚組って?)、絶対に飽きることが無い、最高ハッピーなコンピレーションである。うん、絶対に"The Blues Brothers Complete"は万人が買うべきだと思うよ。The
Definitive Collectionじゃなくてね。
じゃあ何でそっちを紹介しないのか?・・・・・・ジャケが、ね・・・(続く)