Making Time
Try and Stop Me
Painter Man
Biff Bang Pow
If I Stay Too Long
Nightmares
Cool Jerk
Like a Rolling Stone
I Am the Walker
Can I Join Your Band?
Hey Joe
Life Is Just Beginning
Through My Eyes
How Does It Feel to Feel (US Version)
How Does It Feel to Feel (UK Version)
Tom Tom
Midway Down
Girls Are Naked
Bony Maronie
Mercy, Mercy, Mercy
For All That I Am
Uncle Bert
Ostrich Man
Sweet Helen
60年代音楽のファンには説明の必要もないかもしれないが、バンドの方のクリエイションだ。レーベルではない(60年代音楽のファンはレーベルの方を知らない場合もあるのでやっかいだが...)。
90年代音楽のファンには説明の必要もないかもしれないが、アラン・マッギーはこのバンドから自らの主催するレーベル名を付けた。更にはバンドにBiff
Bang Pow!と名付け、所属バンドのライドは"How Does It Feel To Feel"をカヴァーし、ついには(バンドの)クリエイションの再結成アルバムをリリースした。素晴らしい話だ。
60年代のバンドの中でも、バーズ、プリティ・シングスと並んで乱暴なサウンドを出すのがこのバンドだ。そう、フーは彼らにかかっては4番手(もしくはそれ以下)でしかない。バーズやプリティーズが「暴力的」「攻撃的」な音なら、彼らクリエイションは(その名に反して)「破壊的」な音を出す。それを担うのがある意味伝説のスーパーギタリスト、エディ・フィリップスだ。彼のギターは後の爆音系やシューゲイザー、グランジの原形になったとさえ思えるサウンドだ。「ごぎゃーーーーーけへーーーーきー」みたいなサウンドを延々鳴らし続ける、このスタイルにはスワーヴドライヴァーやライド、そしてオエイシスあたりにも受け継がれている(ジーザス&メリーチェインを経由しているはずだが)。
更に彼のスタイルで独特なのは、ヴァイオリンの弓を使ったプレイだ。おそらくラウドでノイジーな音を持続音として出すために考案したと思われるが、これがクリエイションのサウンドに独創性を与えてるのは言うまでもない。ジミー・ペイジはこのスタイルはパクったが、彼はあえてギミックとしてのみ弓を使うことでフィリップスとの差別化に成功している。
個人的な話に移ると、このアルバムは俺がはじめて入手した彼らのアルバムで、日本でもMSIからリリースされた。当然それを買ったわけだが、曲はポップなのにギターがぐぎゃぐぎゃ言ってるのがやはり、耳についた。正直、ちょっと馴染みにくいとも思ったのだが、思ったワリにはすぐ馴染んでしまって我ながら良く解らない。有名な"Making
Time"(ネオモッズバンドがこの曲から名前をとった)や"Painter Man"はポップで聴きやすかったが、俺が最初にはまったのは"Biff
Bang Pow!"だ。よく言われるようにフーの"My Generation"にインスパイアされたんだろうが、あくまで熱いフー(ロジャー)に対して、彼らは乱暴ながらどこかクール。この辺がモッズっぽくてイカスのだ。"Try
And Stop Me"や、カヴァーの"Cool Jerk"や"Bonny Moronie"をはじめ、他の曲にも同じことが言える。
しかしやっぱり極め付けは"How Does It Feel To Feel"だ。フィリップスのギターを堪能するにはこれが最高。イントロから叫び続けるギターにサイケ風味なメロディ。この路線の曲がもっとあったら...さぞかし凄かったんじゃないか、そう思える(とはいえ、"Ostrich
Man"はちょっと弱い)。
実は今、俺はこのCDを持っていない。誰かに貸した記憶もないんだけどいつの間にかなくしてしまったらしい。凄く納得いかないんだけど...まあ、もっといっぱい曲入ってるCD(2枚、別売り)買ったからいいケドね...でも、日本盤の解説が...。