Damned,Damned,Damned

The Damned

Neat Neat Neat

Fan Club

I Fall

Born to Kill

Stab Yor Back

Feel the Pain

New Rose

Fish

See Her Tonite

1 of the 2

So Messed Up

I Feel Alright

何年か前(いつだったか忘れた、かなり昔)ダムドがオリジナルメンバーで再結成して来日する、と言うことがあった。つまりキャプテン・センシブルがベース、ギターがブライアン・ジェイムズって言うラインナップだ。おいおい、ほんとかよ、ってのが正直な感想で、結局ブライアンは来ないんじゃないの?くらいに思ってた。普通話の展開的には「しかしブライアンを含むメンバーでの来日が実現」ってなるもんだが、ダムドは裏切らない。案の定、ブライアンは「体調不良」を理由に来ず、キャプテンはギターを弾いていた(普通は、これを裏切りという)。それでも最高のステージだった。キャプテンはケツ(赤いブリーフ!)を出すし、デイヴ・ヴァニアンはステージに乱入した客と肩組んで踊ってしまう。最初にレコードを出したロンドンパンクバンド、そして最高にお馬鹿なパーティーバンド「ダムド」はいつでも健在だったのだ。

何がいいって、まず馬鹿っぽい。ジャケット見ればこの人達が馬鹿なのは一目瞭然だ。まあ優れたパンクの(それ以外もかもしれないが)アルバムはジャケ見ればどんなバンドかはよく解る。クラッシュは攻撃的だし、ジャムはクールだ。ピストルズは意外にポップで、そして、ダムドは馬鹿なのだ。人の頭についたクリームなめんなよ、ラットよう。

多くのパンクバンドに共通するのだが、勢いで押すだけかと思うとこれが意外にメロディーがいいのだ。ピストルズについては前述の通りだし、ジャムは言うに及ばないだろう。このアルバムでも代表曲の"Neat Neat Neat"や"New Rose"、"Fun Club"あたりはかなりポップだし、3枚目になるともっと顕著だ。でも馬鹿なので(?)テンポは速い。デビューシングルのB面でビートルズの"Help!"をカヴァー(名演!)しているが、「パンクヴァージョンは倍ぐらいのスピードで半分くらいの長さになるんだから楽曲使用料をまけてくれ」とか言ったらしい。やっぱり馬鹿だ(じゃあイエスやヴァニラ・ファッジは倍払わなきゃならない)。また、このアルバムは低音がスカスカだが、理由ははっきりしている。「パンクらしくするために」録音後にテープスピードを上げたのだ。この力技。もうお解りだろう、馬鹿なのである。

ダムドは結局この時のメンバーでは2枚しかアルバムをリリースしていない。2枚目(なぜかピンク・フロイドのニック・メイスンがプロデュース)も悪くはないが、このデビューアルバムの凄さは他にない。今ではクラッシュもピストルズも聴かない俺(ジャムは別格ね)だが、ダムドのこのアルバムと3枚目(メンバーチェンジ後の初=再デビュー!?アルバム)の"Machinegun Etiquette"はワリと聴く。理由は、ただ単純に楽しいから。俺は馬鹿が大好きなのだ。