ドリルキング・アンセム(ドリルキング社歌)
トランジスタ・ラジオ/子門'Z
ハングマン/Skelton Joe
人生/瀧勝
ツルっとフランス子守歌/ペダル踏弥
力医師/鳥"留噛男
モテたくて・・・/ギ・おならすいこみ隊
人生(Hardfloor Remix)/瀧勝
以前友人Tと約1週間の九州旅行に行ったとき、彼の車でかけて二人ではまってしまっていたCDだ。別にその時買ったワケではないし、それ以前から大はまり(考えてみれば買ったのも新潟旅行中だが)していたのだが、馬鹿二人で馬鹿を聴いて馬鹿を歌うというのは馬鹿冥利に尽きるというものだ。
そんな馬鹿な思い出がある馬鹿アルバムである。
電気グルーヴに対する入り口はやはり彼らのギャグ色の強いラップだった。テレビで観たライヴの瀧の「ゴリライモTシャツ」や3枚目のアルバムのCDトレイ下の写真の「赤ちゃん」とか、そういうギャグセンスは俺のツボだったのだが、サウンド面はこの時期まではまあ、そこそこだったのもまた事実。
それが変わったのが4枚目"Flash Papa Menthole"で、コレはデビュー作のリメイク盤だったのだが、馬鹿な歌詞こそそのままなモノのサウンドはその頃最新のテクノサウンドをストレートに取り込んだものに変わっていたのだ。特に"Cafe
De 鬼"での当時最速歪みまくりサウンドにはやられた。そしてその後、出世作と言ってもいい"Vitamin"で本格的に「マジな」テクノグループとしての活躍が始まるのだ。個人的にもこの時期("Vitamin"、"Dragon")の電気は大好きだ。一番音楽的に充実していた時期なのは間違いない。歌詞の面でもギャグ色は薄れ、シリアスまで行かないにしても笑いをとろうという意志より、始めから歪んだナチュラルなセンスを生かしたモノが増えたように思える。
で、その最も充実していた時期に徹底的に馬鹿をやったのがこのオムニバス盤だ。
ドリルキングレーベル所属アーティストのサンプラー盤とも言える内容の作品であり、社歌に始まり、子門正人直系のルックスと歌を聴かせる「子門'Z」、レザーにバイク、サングラスといういでたちのハードな印象(元列車強盗兼ゲーム会社社員)の「SKELTON JOE」、犬先生のプロデュースによる演歌歌手「瀧勝」、ボールヶ丘蹴彦と漕村棒人を従え、「ペダル刈り」を社会現象にまでした「ペダル踏弥」、1823年から活動を続けるシンガー「鳥"留噛男」(略してドリカム)そしてDKレーベルの看板と紹介される「ギ・おならすいこみ隊」の演奏を収録。
ってまあ、言うまでもなく全部電気の変名。気に入ってるのはやっぱりドリカム。これは文章で表現不可能な異様なテンション。熱唱、とも違うな。暴唱?ラストでテンションが続かなくなる辺りが最高なんだが・・・
まあ、馬鹿なことをやってる割にはペダル踏弥とかギ・おならすいこみ隊トラックの作りはやたらクォリティが高い。そう言う意味では電気の集大成とも言えるかも・・・って言ったら言い過ぎかも・・・