Gris-Gris

Dr.John the Night Tripper

Gris-Gris Gumbo Ya Ya

Danse Kalinda Ba Doom

Mama Roux

Danse Fambeaux

Croker Courtbullion

Jump Sturdy

I Walk on Guiled Splinters

ハンブル・パイの続き。これを聞いた理由も勿論 "I Walk On Gulded Splinters"だからだ。

Dr.JohnのCDをはじめて買ったのは友人との旅行先の盛岡。何故かレコード屋に入って衝動的に買ったわけなんだけど、その時に買ったのはベスト盤だった。 もちろん"I Walk On Gulded Splinters"も入っていた。パイの時も言ったようにここでのヴァージョンはとてもヴードゥー臭いと言うか呪術的なサウンドで、パイの時同様(と言ってもこっちが先なんだけど)「なんだこれは」と言う感じ。でもこの異様なサウンド、何故か馴染めたんだな。すぐにじゃないけど。で、しばらくしてこのアルバムを買うわけだ。このサウンドを求めて。

予想通りドロドロ、と言うかぐりぐりな(?)サウンドがしょっぱなの"Gris-Gris Gumbo Ya Ya"から展開されていて、もう嬉しくってたまんなかったわけだな、俺は。この曲はマルコム・レベナック(本名)によるDr.ジョンの自己紹介とでも言うべき曲で、ブルージーかつヴードゥー的。次の"Dance Kalinda Ba Doom"なんかもモロに怪しげな祭りの音楽って感じでアルバムジャケットのムード全開。こう言う雰囲気はこの後の3枚、"Remedies","Babylon","The Sun Moon And Herbs"あたりまで聴かれるが、徐々に薄れていくことになる。

逆にこの後強まっていくのがニュー・オーリンズR&B路線なワケだが、このアルバムにも勿論そういう雰囲気のものも収められている。"Mama Roux"や"Jump Sturdy"あたりがそうだが、それでもここではちょっと異様な雰囲気を漂わせているのはアルバムのコンセプトのせいか?どうでもいいがCDのブックレットには"Mama Roux"が「ママ・ロックス」と表記されているが、どう聴いても「ママ・ルー」だ。ニュー・オーリンズはフランス系が多い土地だからこの手の「X」はフランス語式に発音しないはずなんだけど...

閑話休題。そうして徐々にR&B色を強めたDr.ジョンは名作"Gumbo"に至り、その後は更にアラン・トゥーサン/ミーターズと組んでニュー・オーリンズファンクに進むわけなんだけど、この辺の流れはどれもいいのでお勧め。あえて選べば紹介した2枚と"In The Right Place"は必聴か。

正直それ以降(アトコを離れてから)はまだ俺もあまり聴いてないんでどうともいえないんだけど、最近の作品もなかなかの充実。特にポール・ウェラーなど英国若手と共演した"Anutha Zone"は俺の最初にイメージした解りやすいグリ・グリサウンドがDr.自らによって再現されていて、感動した。