Hard Rain

Bob Dylan

Maggie's Farm

One Too Many Mornings

Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again

Oh, Sister

Lay, Lady, Lay

Shelter from the Storm

You're a Big Girl Now

I Threw It All Away

Idiot Wind

フォークって言う音楽は長年敬遠していたものの一つだ。実際、俺が本格的に偏見を取り去ったのは2000年頃。それまでディランに関しても駅売り1000円ベスト盤しか持っていない、しかもそれさえろくに聴いていないというていたらくであった。で、きっかけはやはりネットでのやり取りで、☆TAKEさんやけんごさんの話を聞いているうちに「そろそろ手を出してみるか」と言う気になってきていた。実際にはその頃には既に"John Wesley Harding"は持っていたが、これもレココレの特集で聴いてみたくなって、あまりピンと来ないで放ってあったわけだ。
 で、Moを含め、いろんな人に話を聞きつつ少しずつディランのアルバムを買い続けているわけだが、ここまで聴いた中ではスタジオ盤では"Bringing It All Back Home"、ライヴはこの作品が最も気に入った。まあ、実はいわゆる「フォーク時代」のアルバムはまだ持ってないんだけど。

奇しくもこの2枚には共に"Maggie's Farm"が収録されている。じゃあ、この曲が俺のフェイヴァリットかというとちょっと複雑で、実はスタジオ盤の方は、そんなに好きじゃない(普通には好きだけど)。しかしこのアルバムのライヴヴァージョンは最高に気に入っている。スライドギターがフィーチャーされたブルージーで、最高にロックするこのヴァージョンが大好きなのだ。
 そう、このアルバムはこの曲に限らず全編にわたり激しくロックしまくっているのだ。フォークへの偏見を取り払ったというイントロで始めながらロックなアルバムだから好きだとか言っているのだ、俺って奴は。とんでもない文章だがかっこいいんだからしょうがない。

"Stack Inside Of Mobile With The Memphos Blues Again"や"Lay Lady Lay"のドタバタしたグルーヴも好きだ(他の曲もそうだが)。まあ、ギターがディラン含めて5人(ちなみにミック・ロンスンも参加している)、ドラムが二人もいるバンドだ、ドタバタするほうが当たり前だろうが、それが実に気持ちいい方向へ動いているのが面白い。そう言えばレノンやスワンプロック勢の連中、ザッパなど、70年代には大編成のロックバンドが流行ったが、どれもがこういうドタバタ感を持っていた。
 話は戻るが、"Maggie's Farm"を含めこの3曲はブレイクを多用したアレンジが効果的で、ドタバタしたバンドがブレイクでびしっと止まり、そしてまたルーズなグルーヴが展開するという、この緩急の付け方が絶妙なのだ。

出来れば流行りのデラックス・エディションでこのアルバム、っていうかローリング・サンダー・レビューの完全版が聴きたい。いや、出来ればDVDで見たい。かなり凄い(ヴィジュアル的に...)ステージだったらしいからね。

その際もジャケはこのすげえかっこいいディランで決まり!

追記:その後、ブートレッグシリーズからローリング・サンダー・レビューのライヴ盤が出た。2枚組+DVDというボリュームで"Hard rain"とは選曲がかぶらないという気の効かせ方、ちょっととは言えDVDで映像も見せ、勿論ライヴ自体も最高(スカーレット・リヴェラのヴァイオリン!)という、至れり尽くせりのアイテム。上記の俺の希望に応えた内容と言って差し支えないだろう。しかしジャケは(当然)別物であった。まあ、コレも格好いいが。