Tim Hardin 1+2

Tim Hardin

Don't Make Promises

Green Rocky Road

Smugglin' Man

How Long

While You're on Your Way

It'll Never Happen Again

Reason to Believe

Never Too Far

Part of the Wind

Ain't Gonna Do Without

Misty Roses

How Can We Hang on to a Dream

If I Were a Carpenter

Red Balloon

Black Sheep Boy

Lady Came from Baltimore

Baby Close It's Eyes

You Upset the Grace of Living When You Lie

Speak Like a Child

See Where You Are and Get Out

It's Hard to Believe in Love for Long

Tribute To Hank Williams

やっぱりマリオットが2曲もカヴァーした人だから聴いとこう」この程度の切っ掛けですよ、買ったのは。多分こういう人って多いような気がするんだけど、とにかく俺は「その程度」以上の衝撃を受けたのだ。
 いや、予想の数倍は良かった。フォークの人だし、地味なんだろうな、意外に退屈しそうだな、こういう意識があったからこそ今まで手を出さなかったわけで、実際に購入してからもそう言う危惧を持っていたのもまた事実だ。
 実際問題として、サウンドは予想通り。っていうか、実際の予想より若干ロック寄りに聞こえたかな。実はもっと古い人だと思ったたせいもあるけど、これが66〜67年のアルバム(2 in 1)と聞いて納得。成程、俺に馴染みやすいサウンドなワケだ。あとアメリカ人なのにどこかイギリスのトラッドフォーク風に聞こえる部分が多かったのもツボなポイントであった。
 歌唱にもマリオット的なものを想像してはいなかったが、これもイメージ通り。しかし、ここにポイントがあった。何なのだ、この妙に「響く」歌は。これ、説明不可能です。歌がやたらにぐわ〜っと「入って」来る。声もまあ、好きなんだけど、それ以前、何か、こういう言葉って使いたくないけど「ソウル」ってヤツか。淡々と歌ってるのに、優しい歌声なのに、何なのだこの熱さは。
 そう、俺は一発でやられてしまって買って来たその日にこのレビューを書いている。

コレだけ書いてデータ面に触れるのもいやな感じだが一応触れておくが、このCDは彼の1、2枚目をカップリングしたもの。マリオットが歌った"If I Were A Carpenter"や"Red Balloon"は「2」の方に入っている。また、ポール・ウェラーも同じく「2」から"Black Sheep Boy"をカヴァー。当然マリオット経由で聴いたんだよな、ウェラー先生。この3曲は似た感じの曲で、しかも続けて入っているが「また同じだよ」とか決して思わないのが不思議。これも歌の力か。
 その直前、実際には「1」のラスト曲の"How Can We Hang On To A Dream"はナイスがカヴァーしているが、クラシカルな解釈をしたナイスより素朴なフォーク風のオリジナルのほうが圧倒的に美しい。

やはり馴染の曲が多い「2」の方が取っつきやすいが、サウンドに大きな振幅があるでもないので22曲入りのアルバムとして楽しむのも全然アリだと思う。買ったばっかりなんで馴染深いカヴァー曲についてのみ触れたが、それ以外の曲も全部心地いいのばっかりだ。マリオット好きじゃなくても、全ての「いい歌」が好きな人必聴だ。