Grooving Home
Electric Boogaloo
The Stretch
It Doesn't Matter
Touchdown
Breakout
Brothers Batucada
Bluebird
Bossa Pilante
Riding High
レコード屋の棚で間違ったところに入っちゃってる率が高いアーティストの一つ。他にバーズ、ニルヴァーナ等がある。まあ、これは「カルテット」がついてるけど、それだってジェイムズ・テイラーのバンドだと思われるよな。「顔違うじゃん」なんて無知な店員には通用しないしな。
スタイル・カウンシル関係を追いかけるとアシッド・ジャズに行き当たるのは当然であり、実際俺もそういう買い方は良くしていた。マザーアースやガリアーノはそうやって知ったアーティストだ。しかしJTQは、コレ以降の流れで「他にアシッドジャズ系で良さそうなもの」っていう意識で買った。そのアルバム"In The hand Of The Inevitable"は全体にジャズファンク風の雰囲気が漂うまあ、好きな感じの音ではあったのだが、俺はもうちょっと、なんていうかまあ、解りやすく言えばジャズ・レネゲイズ風の音を求めていたようだ。ヴォーカルも入っていて、これもあまり嬉しくなかった。好きは好きだがさほどピンと来ないで放置、と言う形になっていた。
さて、ある日ウェラーの伝記を読んでいたら、TSC解散後スティーヴがJTQに参加していたという文を目にする。「おお!これでまた繋がった!」もとから繋がっていたのが更に結合を強めただけなんだが。まあ、スティーヴミーハーの俺は当然これを探し、買い求めます。それがこの"Get Organized"なワケだ。
ロゴがイカスね。「GETORGANIZED」斜体のORGAN!コレって当然グレアム・ボンドを意識してるわけで。音もね、やっぱりこっちの方が好きだな。実はコレ以前に他のアルバム(スティーヴ不参加)も数枚聴いていたんで、割と初期の方が好みってのは解ってはいた。でもやっぱりね、ミーハーな俺としてはスティーヴのドラムってだけで結構クルんですよ。89年、TSCは解散するかしないかのころで、スティーヴはすでに脱退していたんだけど、実はこの時点で彼のスタイルは後にポールのソロに参加するときのドラミングにかなり近づいている。TSC時代のジャズ風のスタイルに力強さって言うか武骨な感じを加味して、実に気持ちの良いジャズファンクを叩いている。
全体に聴きようによってはフュージョン風でもあるジャズファンクなのだが、やはり当然というかビートがクラブ仕様。まず踊れることが前提って言うサウンドになっているのがいわゆるフュージョン(偏見アリ)とは違う。スクェアじゃ踊れないもんな(アレはフュージョンではないという説もあるが)。
このアルバムは特にホーンが活躍していて、"The Stretch"の様にキャッチーなメインリフを奏でるのはホーンという場合が多い。"Breakout"なんか掛け声のせいもあってアヴェレイジ・ホワイト・バンド風でもある。
"It Doesn't Matter"や"Touchdown"は俺の期待したモダンジャズ風のナンバーで、特にドラムが派手にフィーチャーされる後者がお気に入り。スティーヴのジャズドラムは好きなんだよ!(なんでも好きなんじゃん)"Bluebird"もバシバシ入るキメとブレイク前のドラムが最高にかっこいいジャズ。そうそう、これが聴きたかったんだよ!(喜んでいるらしい)
前者はヴォーカルが入るが、いわゆるジャズヴォーカルスタイルで違和感はない。最初に買ったアルバムではR&B風だったのも気に入らなかったんだよね。これはタルボット&ホワイトの1枚目もそうなんだけど。
勿論主役のジェイムズ・テイラー、彼のオルガンはミック・タルボットに負けないほどカッコ良いんだが、主役として出て来すぎないあたりがクールなバンマスって感じでいいんだよな。