(What's The Story) Morning Glory?

Oasis

Hello
Roll With It
Wonderwall
Don't Look Back in Anger
Hey Now!
Swamp Song Exerpt
Some Might Say
Cast No Shadow
She's Electric
Morning Glory
Swamp Song Exerpt
Champagne Supernova

 俺がオエイシスを知ったのは意外に遅くて、ビートUKで"Roll with It"のビデオクリップを見たのが最初だった。この時はブラーのシングルとの対決と言われ盛り上がっていたのだが、結局はブラーの勝利となる。でもそれはどうでもいい。俺がやられたのはこっちの方だった。ビデオでもそうだったが圧倒的に盛り上がる曲調にむやみにポップなメロディー。ああ、ビートルズと比べられるのも解るな、と思った。

 で、シングルをすぐに買ったんだけど、そりゃあもう待ち遠しいのはアルバムだ。発売日に買いましたよ。内容は予想通り最高で、ほぼ捨て曲無しのオエイシス版「リボルバー」と言ってもいいくらい。この後完全にファンになって、前作も買ったし、勿論これ以降のアルバムも買い続けてるけど、確かに演奏のクォリティーやサウンドそのものは向上してるけど正直、楽曲、アルバムとしてのまとまりなどの面でこのアルバムをまだ超えてないと思う。

 まずとにかくメロディーがいい。あえて言えばノエルの書くメロディーってのはともすればワンパターンにも陥りがちな傾向があるのは事実なんだけど、このアルバムに関しては曲調もバリエーション豊かだし、これが初の体験の俺にはそんなこと気にならない。言うまでもなく英国ではヨッパライの鼻歌にさえなってる"Wonderwall",ノエルのテーマになったと言える"Don't Look Back In Anger",そしてラストの大作"Shampagne Supernova"(ポール・ウェラーがギターで参加)等はロックの歴史に残りうる名曲なんだし。

 それからビートがクる。これはもう圧倒的にかの有名な初代ドラマー追い出し事件が功を奏したんだけど、ここでの2代目ドラマー、アラン・ホワイト(イエスとは無関係)のドラミングが曲の迫力を倍増してるのは間違いない。彼はスティーヴ・ホワイトの実弟なんだけど、兄貴を更に乱暴にしたようなドラミングが前任のトニー・マッキャロルとは比べ物にならないスケール感を演出している。この辺はデビュー作の音と聴き比べれば瞭然だ。"Morning Groly"や"Roll With It","Hello"あたりの感覚を聴いて欲しい。勿論"Wonderwall"等での兄貴譲りの繊細なドラミングも俺のツボを突いてくれる。

 そしてリアム。この男に関しては何も言うことはない。アッパーな"roll With It"でもバラード的な"Shampagne Supernova"でも同じ唱法。手を後ろで組んでガニマタ、斜め上を睨み身体を斜めにして不機嫌そうに歌い散らす。この男は器用に歌いこなすなんて言葉とは一生無縁と思われる。でもそれが意外にいろんな表情が見えて、結構いいのだ。勿論ぐぎゃ〜〜〜ってやり続けてるのも最高なんだけど。

 オエイシスがいいバンドである証拠としてシングルのB面(カップリング)がいい曲、と言うのがって、それに関してもこの時期が圧倒的だ。"Acquiese","Talk Tonight"("Some Might Say"収録)"Masterplan", "Round Are Way"("Wonderwall"収録)"Rockin' Chair"("Roll With It"より)"Step Out","Underneeth The Sky"("Don't Look Back In Anger"収録)等、この辺の曲もぜひ聴くべきだと思う。特に"Wonderwall"はストーン・ローゼスの"Fools Gold"と並んで90年代最も充実したシングルの一つかもしれない。

 万人にお勧めしたいこのアルバムだけど、個人的には輸入盤をお勧めする。安いし、歌詞もついてる(対訳は当然ないけど)。何故日本盤はだめかというと、増井修によるロック史上最低のライナーノーツが付いてしまってるからだ。あれに金を払ったかと思うと、本当に腹が立つよ。(って言うと、読みたくなるでしょ?でも絶対損した気になるから。)