Fool On The Planet

The Pillows

Fool on the planet
Swanky Street
I think I can
インスタントミュージック
TRIP DANCER
ONE LIFE
屋上に昇って
Midnight Down
カーニバル
確かめに行こう
LITTLE BUSTERS
Ride on shooting star
NAKED SHUFFLE
Funny Bunny
ストレンジ カメレオン
ハイブリッド レインボウ

 「洋楽ファン」の悪いクセは「洋楽至上主義」で、平気な顔をして「日本の音楽は駄目だから俺は洋楽しか聴かない」とか言い出す。更に「今の音楽は駄目だから昔のしか聴かない」って言う人も多くて、勿論両方兼ね備えた「昔の洋楽しか聴かない」=「今の日本の音楽は最悪」と考える人も、実は数多いはずだ。

 俺だ。俺がそうだった。

 勿論好みの差はあるにせよ、ちょっとちゃんと音楽を聴けばそんなコトが大嘘だってのは一瞬で解るはず。でも、変なフィルターをかけるクセがついているとそれを理解するのに何年も、何十年もかかったりする。

 俺が最初に自力で、しかも現役の日本人のCDを買ったのは「渋谷系」の頃だった様に思う。あのムーヴメントは洋楽ファンに邦楽を近寄せたと言う功績はあったと思う。結局偏ったものしか聴かないから弊害も多かったけど。ともかく、それと同じころ、俺はテクノにもはまっていたので、電気グルーヴ、ピチカートファイヴ、オリジナルラヴ、コーネリアス等を聴いていた。う〜ん、この名前の羅列、すげえ恥ずかしいな。要するに渋谷系の表面を簡単になぞってたんだよ!悪かったな!

 まあ、こういう人も多いでしょう。

 俺の邦楽熱は暫くすると簡単に冷めて、ケン・イシイとかススム・ヨコタ、メディテーションYS等、テクノ系以外は聴かなくなっていた。更に暫くするとテクノ熱も冷めて、また「昔の洋楽」しか聴かない生活に戻っていた。

 ある時ko-ryuにこのピロウズを聴かされて、まあすぐにではないけど「あ、これはいいな」と思った。日本人アーティストをストレートに「いい」と思ったのは久しぶりだ。パワーがあってメロディはポップ。どこかパンク。Oasisあたりにも通じるサウンドにやられたのだろうか。ブレイク後の爆発(サウンドのね)とか、疾走感があるが重いビートとか、コレ結構ツボなのだ。勿論、メロディの良さは大前提だ。
 どの曲もいいんだけど(ベスト盤だしね)あえて幾つか挙げよう。"Ride On Shooting Star"は奇妙でポップでビートルズの引用しつつもあっという間に終わってしまう。"Fool On The Planet"のサビのメロディは良すぎる。人気高い曲だっていうけど、当然でしょうね。それに"I Think I Can"聴いてモッシュしたくならないロックファンも少ないと思うぞ。

 このベストを聴いて以来、積極的ってワケではないけど日本人アーティストもつまみ食いしている。奥田民生、スカパラ、ラヴサイケなんかも聴いたぞ。実はミスチルだって1枚持ってるぞ(ほとんど中古で買ったんだけどね)。

 偏見ってのは損するだけ、というお話でした。