Neither Washington Nor Moscow

Redskins

The power is yours
Kick over the statues
Go get organized (incl. The strike betrayed)
Let's make it work
It can be done
Keep on keepin' on
Bring it down
Hold on
Turnin loose (these furious flames) Take no heroes
Lean on me

 NMEの付録シングルで、"Hits! - Red Hot EP"って言うのがあった。86年くらいだろうか、4曲入りで、TSC、ジーザス&メリー・チェイン、シンプリー・レッド、そしてレッドスキンズのナンバーが1曲ずつ入っていて、当然俺の目当てはTSCだった。そこに入っていたのは"Walls Come Tumbling Down"のレアなライヴヴァージョン。確か700円くらいで売っていたから、気にせず買った。
 まあ、お目当て以外はどうでもいい気分ではあったが金を払ったからには全部聞くのは当然。そんなワケで通して聴いたら、妙にツボにはまったのがこの、レッドスキンズだった。

 そこに入っていたのは"Kick Over The Statue"と言う曲。パンキッシュなサウンドにポップなメロディ、パワフルなヴォーカル、キレのいいホーン、グルーヴィーなベース...これはかなり来た。他の2曲はピンと来なかったので(今考えればジザメリはボビー・ギレスピー在籍時の音源でちょっと嬉しいのだが)この2曲は即俺の愛聴曲となる。

 さて、気に入ったからにはレコードを探すのが世の常というもの。しかし彼らのレコードは何処にも売っていなかった。数年後、ようやく石川町のレコード店で2枚組シングルを発見するが、それを最後に全く彼らに関するアイテムは手に入らなかった。
 更に時は過ぎ、俺はマックを購入、このHPを作ったりしていたが、ネットで彼らを検索しようとしても当然の様に出てくるのはアメフトチームばかり。ほとんど諦めていたが、ある日、なにげにCD Nowでこの名前で検索をかけたら何と、アルバムが存在、しかもCDが出てることを知る。しかし、海外通販の上に$29.99という価格がついている。ちょっと高すぎる...と思いつつも、試しに日本のHMVで検索。すると何と、1970円!なんだよ!手間暇かけずに1000円以上安いじゃねえか。買いだぜ、と思いつつも約一月放置。
 まあ、理由は実は前述のシングルにはあんまりピンと来なかった、というのと、最近はパンク系のバンドにはまっていない、というワケで、熱心に、すぐ欲しいとは思わなかったのだ。それでもまあ、この文章を書いてる以上は結局購入。そして、この文章を書いてる以上は、良かったのだ。

 前述の"Kick Over The Statue"(ここではミックスが違う)を始めとして、ポップでパワフルな曲のオンパレード。当時のパンク系バンドらしくスカ風のビートを取り入れた曲もあるし、ファンク風のナンバーも。俺が特に気に入ったのは"Keep On Keepin' On"。シングルでもあったらしいが、とにかく覚えやすいメロディが魅力だ。ボーナストラックに12インチヴァージョンも入っているが、ダブ風のミックスだけどこっちはもう一つ。また、前述の2枚組シングルのリードトラックだった"Bring It Down"はコンガも取り入れたファンキーな曲で、何とドラムはスティーヴ・ホワイト。こういうところで繋がってくると嬉しい。しかし俺は買った頃なんでピンと来なかったんだろうね。"Turnin' Loose"なんかもポップでいい。どの曲もとにかくホーンとベースに凄い存在感があって、つまりこれは最上のダンスミュージックだ、というコトなのだ。

 まあ、その名の通り「レッド」で「スキンズ」という思想的に「ぱーてぃーおんざれふと」(by the Who "Won't Get Fooled Again")な方々らしいが、音楽のパワーの前にはそんなコトはどうでもいいのだ。さあ、みんなもHMVの通販でチェックだ。