| Rod Stewart 1964-1969 | ||
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Rod Stewart |
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勿論スーパースター時代のロッドを否定する気もないのだが、どうしてもせいぜいフェイシズ以前、と言うコトになってしまうのである。実は俺はフェイシズも最近まで結構聴かず嫌いで、JBGまでと言う立場をとっていたのだが、そんな俺にとってたまらないのはこのCDである。 「ロッド・ザ・モッド」と呼ばれていた時代に始まり、JBGの頃(JBGの音源は入っていない)までの録音をほぼコンプリートした2枚組(実は3枚組・後述)である。もうちょっとはっきり言うと、ロッドが一番カッコ良かったころを詰め込んだコンピレーションなのだ。 名義は一括して「ロッド・スチュワート」になっているが、実際にはこの頃のロッドはいろんなバンドやソロで録音をしており、過去にもそういうものを集めたCDは幾つかあったが、コレはその決定版と言っても良いものだ。 さて、内容に移るが、何が凄いって初CD化の曲が含まれてることで、トップの"Up
Abobe My Head"からしてそうなのだ。コレはロング・ジョン・ボールドリーのシングルのB面だった曲で、彼とのデュエットだ。後述するが、バックに回ったときのロッドは最高だ。 次にロッドが参加したのはブライアン・オーガーとジュリー・ドリスコールで有名な(ボールドリーも参加)スティームパケット。"Can I Get A Witness"から"Lord Remember Me"までの4曲がこのバンドでの演奏だが、全てオーガーのコンピレーションなどでも聴ける。勿論オーガーのバンドであるからにはモッズ音楽好きにはたまらないサウンドなのは言うまでもない。 この時期にはソロシングルも出していて、ディスク1収録の"The Day Will Come/Why Does It Go On"とディスク2最初の"Shake/I Just Got Some"の2枚がそうだ。前者はストリングスとか入ったあんまり面白みのない曲だが、後者が面白い。言うまでもなく"Shake"はスモール・フェイシズの1stトップに入っていた曲。ロッドがそのスモール・フェイシズに加入することを考えると両者のルーツの共通点が良く見えて面白い(そう言えばスティームパケットの"Baby Don't You Do It"も共通している)。それがどうしてああいうバンドになるのか、ってのも面白いが。 その次のバンドがショットガン・エキスプレスだ。ミック・フリーウッドやピーター・グリーンが参加していたことでも知られる。ベリル・マーズデンとのツインヴォーカルと言うスタイルはスティームパケットのセルフ二番煎じとも言えるが、個人的ロッドのフェイヴァリットナンバー"I Could Feel The Whole World Turn Around Underneath Me"がここで生まれている。荘厳なストリングスをバックにロッドのソウルフルなヴォーカル(勿論マーズデンとデュエット)が聴ける最高の曲だ。このCDにはこの曲しか入っていないが、東芝EMIから出たモッズ系のコンピレーションにはマーズデンをフィーチャーしたほかの曲も入っている。 この後ロッドはJBGに加入することになるが、平行してソロ活動もしている。ソウルフルな"Little
Missunderstood"とP.P.アーノルドとのデュエット"Come Home Baby"が発表されており、特にイミディエイトに残された録音の後者は「ザ・モッド」とモッズの歌姫の共演である。これまたこのコンピの目玉と言ってもいいだろう。ちなみにプロデュースはミック・ジャガー、ギターとベースはキース・リチャーズ! そして再び目玉である。ラスト2曲"Diremond Joe"と"Engine
4444"はアート・ウッズ・クワイエット・メロン名義で録音された3曲の打ち2曲(残る1曲は"Diremond
Joe"のインスト)である。このバンド、実態はアート・ウッド+フェイシズ+キム・ガードナーと言う編成(ロニー・レインは不参加説も)であり、まあ、スーパーグループである。 結局このCD全体に置いて、聴きどころはロッドが誰かとデュエットしたところにあると言える。また、JBGにしてもベックのギターとのデュエットとは言えないだろうか。そう、デュエットしたときのロッドは凄いのだ。 |