Paranoid

Black Sabbath

War Pigs/Luke's Wall
Paranoid
Planet Caravan
Iron Man
Electric Funeral
Hand of Doom
Rat Salad
Jack the Stripper/Fairies Wear Boot

 最近ブラック・サバスにはまっている。言わずと知れた元祖ヘヴィーメタル。何でいきなり...?自分でも不可解なんだけど...

 サバスとの出会いは例に漏れず「ライヴ・エイド」だ。いきなり画面に現れた悪魔のような(中学生の目にはそう映った)男達。直前の出演がブラコンカラオケのビリー・オーシャンだったから違和感はいっそうだ。チャリティーイベントには相応しくないとも思えた。そして、何よりガキだった俺には彼らは凄く恐ろしかった。そして、サバスは俺の中で一種の妖怪か、魔物のような存在として封印される。勿論、レコードを買おうなんて思ったこともなかった。

 思えば見事に彼らの策略にはまったことになる。知識ゼロの中学生にもあのおどろおどろしいコンセプトは一発で伝わったというわけだ。そういう「分析的」な見方をし出したのはここ4〜5年のこと。なるほどね〜、なんて思いながら書籍などを眺めたりしてるとこの男、当然聴きたくなるわけだ。

 最初に買ったのは結局去年。ライヴエイドから15年目の再会だ。当然「パラノイド」から買う。へぼいジャケを見ると気分がなえるが頑張って買う。すっかり音楽の知識がついてしまった俺にはもうヘヴィーメタルには聞こえない。意外に繊細な曲もやるのは驚きだったが。解ったのは、彼らの不気味さの源はオジーのヴォーカルにあるということ。悪く言えば一本調子のヴォーカルは、その無表情さによって何とも言えない怪しい世界を作り出す。

 やはり世間一般的な代表曲は最高にいい。"Paranoid"と"Iron Man"はライヴエイドで知っていた曲だが、当時とは印象が違い、ポップにさえ聞こえる。そしてはずかしながらはじめて聴いた"War Pigs"。凶暴な気分にさせてくれる音楽を求めていた俺にはずっぱまりだった。それ以来数枚のアルバムを買ったが、どれも悪くない。でも良く聴くのは「パラノイド」と「ライヴ・アット・ラスト」だ。

 実は当時から怖いもの見たさで、たまにライヴエイドの「魔物のような」サバスをのぞいていた。封印したはずではあったけど、お化け屋敷を見る気分で楽しんでいたのは本当かもしれない。今ビデオを見ても慣れ親しんだハードロックバンドがいるだけだ。音楽は最高だけど、ちょっとだけ寂しい気も、しないでもない。