 |
Pulling Mussels (From the
Shell)
Another Nail For My Heart
Separate Beds
Misadventure
I Think I'm Go Go
Farfisa Beat
Here Comes That Feeling
Vicky Verky
If I Didn't Love You
Wrong Side of the Moon
There at the Top
|
最初の印象は「こりゃまたえらくポップな...」というもの。20歳くらいの頃、従兄弟に貰ったテープに入っていたのが彼らの"Pulling Mussles (From The Shell)"。ちょっとウイングスを思わせるところもあるこの曲の全てに惚れた。イントロ無しで飛び出してくるグレン・ティルブルックの声も凄く良かったが、やはり俺を魅了したのは間奏のピアノソロ。ティルブルックによるシンプルなギターソロの後にこの良く転がるピアノの対比というのは最高のアレンジだと今でも思う。この時のピアノは最近ジョージの遺作を収めたアルバムを出したジュールズ・ホランド。残念ながら彼はこのアルバムを最後に脱退するのだが、スクィーズの再結成にも加わっているし、その彼のソロにもディフォードやジュールズの後任キーボーディスト、ポール・キャラックも参加しているなど、仲はいいようだ。
スクィーズに多大な興味を持った俺は取りあえず輸入盤でCDのベストを買ったのだが、全てが気に入ったわけではなかった。この曲のイメージを求めて聴いたら結構肩透かし気味だったのだ。それでもこの曲と同時期の曲は結構ツボだということが解った。そして、調べてみるとそれらは
全て同じアルバム、つまり81年発表のこの"Argybargy"に収録されていることが解ったのだ。
果たしてアルバムは名盤だった。そのベスト盤に入っていた"Another Nail In My Heart"や"If
I Didn't Love You"(ちょっと異様なメロディラインが耳に残る)も勿論最高だったし、他の曲も結構究極的にポップだ("Seaparate
Beds"や"Vicky Verky"、ラストの"There At The Top"等)。4分以上の曲が2曲しかないというコンパクトさはポップミュージック的には嬉しいが聴いていると食い足りない。もっと聴きたくなるのだ。まあ、それは痛し痒し、か。でも、短いからもう1回聴けばいいや、と思わせるのって名盤として充分な要素だよね。
前述の曲を含め、マッカートニー直系のポップなメロディーの曲が多いが、鋭角的なビートとオルガンのチープな響きが初期のアトラクションズの様な"Misadventure"やシングルカットもされた"Farfisa
Beat"(こっちはもっとロカビリー調か?)不気味な響き(でもポップ)の"I Think I'm Go
Go"等がアルバムに変化を与えている。不気味な響きといえば"Here Comes That Feeling"はちょっと歌が下手なのだがティルブックかホランドがヴォーカルだと思われる。これは時代を感じるNW風のサウンド。
曲も良きゃあコレまたジャケもツボで、特に裏ジャケのメンバー写真が何故かブームタウン・ラッツを彷彿とさせてくれて、まあ同時代だし流行りのデザインだったのかは知らないけど、何か嬉しかったりする俺は馬鹿でしょうか。
|