| A Hitech Jazz Compilation | |||
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Galaxy 2 Galaxy |
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凄いものが出た。マッド・マイクの10年の軌跡が遂にまとまったのだ。 実は、以前からここで"Hi-Tech Jazz"と言う名曲を紹介したくて仕方なくて、日記の方で一度採り上げたCosmic Soulというコンピレーションを扱おうと思っていたのだが、雑誌企画盤だったこともあり、入手困難なので二の足を踏んでいたのだ。しかし、このアルバムが遂に出た。やっとこの名曲、いや、マッド・マイクによる素晴らしい「ジャズ」を紹介出来る日が来たのだ。 マッド・マイク、またはアンダーグラウンド・レジスタンス(以下UR)と言えばデトロイトテクノのオリジネイターの一人だったり最高峰だったりする忙しい方として有名だ。URを含め、色々な名前で活動していたが、ここではGalaxy 2 Galaxyに統一された。URはレーベル名でもあるので混乱を嫌ったためか? そのサウンドは要するに俺がここで書くまでもなく、既に曲名に本人自ら「Jazz」と銘打ったり、前述のコンピレーションが「Soul」を謳ったりするところから想像してもらって差し支えない。多分そのCosmic Soulというタイトル自体、そこにもUR名義で収録されていた"Hi-Tech Jazz"(このアルバムではディスク2のトップを飾っている)から付けられたと思う。この曲のサウンド自体はサックスのサウンド(シンセの手弾きによるもの)を含めて808ステイトの影響を強く感じさせるものだが、曲全体の印象は黒人によるもののせいか、808よりソウルフルなグルーヴを感じさせ、また、スピリチュアルなものさえ感じたりする。ってーか、イントロ聴いた瞬間からもうメロメロなんですよ、俺。何度聴いても最高すぎる。全てのエレクトロニック・ミュージックで一番好きかもしれない。 このジャズだったりソウルだったりする感触は他の、ほとんど全ての曲に対しても感じる。"Nation 2 Nation"等、何曲かでは本物のサックスを参加させたり、"303 Sunset"ではTB303を通常のベース(これがまたグルーヴィー)と別に上物的に使ったりと、サウンド的にも変化に富んでいて、ロックやジャズのリスナーがテクノに対して感じる「単調なイメージ」は決してない。"Return Of The Dragon"とか、普通に「これはジャズだ」と言い張ってもマイルス・デイヴィスなら同意してくれる筈だ。揚げ句に新曲の一つ、"Momma's Basement"はなんとバンド演奏である。ジャズ度極めて高し!って感じなうえに、当然使われるエレクトロな音がトリッピーな世界へも連れてってくれて最高。ってーかコレ、アシッドジャズ? そう、俺がこの手の物を紹介する時に必ず使うフレーズだが、「テクノは人間味のない冷たい音楽」とか思っている人の認識を99%変えることができる作品だと思う。好き嫌いは別として、これを「冷たい」と感じる感性は、少なくとも俺には理解出来ないね。 |