| NONSVCH | ||
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XTC |
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XTCとの出会いは前回書いた。ジャケが素晴らしいOranges And Lemonsは当然大好きな作品だからああやって紹介したのだが、実は一番好きで、思い入れがあるアルバムと言う事になるとコレと言うことになる。なんと、俺にとってリアルタイムで、発売してすぐに買ったXTCのアルバムって、コレ一枚だけだったりする。Apple VenusやWasp Starは大分経ってから中古で買ってると言うのが本当のところなのだ。 何が悪いんだ馬鹿野郎。XTCがポップなことに文句をつけるならXTCなんか好きにならんでもよろしい。うるせえお前なんかプログレでも聴いてろ、てなもんである(誰に怒ってるんだ)。 まずギターをプラグインする音から始まる"The Ballad Of Peter Pumpkinhead"の「れっつびぎぃ〜〜〜ん!!」でKOだ。デイヴ・マタックス(セッションマン、と言うよりやっぱり元フェアポート・コンヴェンションと呼びたい!)のゆるいがかっちりしたドラムのビートに乗せたゆったりしながらも鋭角的なヴォーカルと言う、実はXTCスタンダードなノリがキープされているのにも注目したいが、とにかく覚えやすい曲、コレに尽きる。掴みばっちり系のオープニング曲だ。 ではその他のいい曲を列挙したいと思う。「全部」と言い張ってもいいのだが、まあ、かいつまんで。ムールディングは実はベースもマッカートニーなうねり方をするのだが、そんなベース+ポップ過ぎるメロディで否応なくビートリーな"Dear Madam Barnum"、やっぱりダークな時のマッカートニーみたいな"Humble Daisy"、ティアーズ・フォー・フィアーズ("Everybody Wants To Rule The World"みたいな・・・)を限りなく優しげにしたようなリズムの"The Disappointed"、フォーキーなサウンドとベースとタムが一体化したリズム隊が心地よい"Holly Up On Poppy"、重苦しいメロディがピアノとホーンによるバッキングに乗り、どこか同時期のコステロを彷彿とさせる"Rock"、ビートルズを通過してラーズやストーン・ロージスにも通じるポップナンバー"Then She Appeared"、そして特に大好きなのがビートルズの"Things We Said Today"をもっとクールに、もっとハードに、もっとジャジーにしたような"War Dance"。 あえて一息ついて。とにかく俺が最高に好きなのがラストの"Books Are Burning"だ。まるでマッカートニーなこの名バラードを作ったのは「レノン役」のパートリッジだ。いや、本当にポールが"Come On People"を作った時参考にしたのはコレじゃないだろうか、と言うくらいそういう雰囲気なのだが、それでいながらどんなポールのバラードにも負けていないメロディ、素晴らしいドラマティックなアレンジ。そしてクールなパートリッジのヴォーカル。"Maybe I'm Amazed"にも負けないメロディアスなギターソロはパートリッジとデイヴ・グレゴリーの掛け合いによるもの。この大作を見事に締める、凄くいい曲だ。ひねりは全然無いけど、最高にいい曲だ。 |