Punch Drunkard

The Yellow Monkey

パンチドランカー
球根
間違いねぇな
ゴージャス
見して見して
クズ社会の赤いバラ
セックスレスデス
エヴリディ
SEA
BURN (Album Version)
甘い経験
離れるな
LOVE LOVE SHOW (Album Version)

 なんとな〜く買ってみたらはまってしまった。そもそも、俺はグラムロックが好きなのだ。イエローモンキーは日本3大グラムバンドのひとつで(いつ決めた?)色々聴いてみた結果、他の二つ、つまりすかんちやマルコシアス・ヴァンプより俺的には好きだという結論になった。
 他の2バンドは要するに「グラムロック/ハードロック」のトリビュートバンドと言ってしまえると思う。ローリーにしろ秋間にしろマーク・ボランを始めとするアーティスト達の影響をストレートに出し過ぎ、ある意味マニアックだし、オリジナリティに疑問を感じる瞬間もある。
 しかし、イエローモンキーの場合は違う。彼らのサウンドは確かに70年代のグラム/ハードの影響下にあるが、他の2バンドほど趣味的スタンスで作っていないし、俗に言う(嫌いな言葉だが)「洋楽志向」と言うにはメロディがあまりにも日本的だ。その結果、強い個性も感じさせるし、実際、圧倒的に売れた。

 このアルバムはブックオフで300円くらいで買ったのだが、凄く得した気にさせてくれた。ハードにドライヴするギターにシンプルで太いドラム、まさしく俺の好きなロックの要素バッチリ押さえたうえに、前述したようにどこか「歌謡曲」さえ感じる吉井のメロディラインの秀逸なこと。凡百の「ビジュアル系」のしょぼ臭いヴォーカルとは一線を画したパワーとうねり感(?)を持ったヴォーカルもグラムロック的要素バッチリだ。ちなみに「ビジュアル」と「グラム」の大きな違いは、グラムの方が圧倒的に下品である、ということが言える。

 個人的に好きなのはオープニングの"パンチドランカー"だ。ヴォーカルとリズムが正にパンチドランカー的よれよれ感をタイトに出してくるのが凄くかっこいい。とにかくこのリズムで「勝ち」である。「打つべし!」も妙にロックしててたまらん。
 あと"見して 見して"も展開、サウンドともに趣味に合うし、彼ら得意路線(?)の6/8系の"クズ社会の赤いバラ"はエフェクティヴなサウンドとギターソロのドライヴ感が最高。この曲はベースがいいなあ、全体に。余談だがこの路線では有名な"JAM"(このアルバムとは無関係)もあるが、実は俺に「イエモンって気になるな」と思わせたのはこの曲。今でも大好きである。
 後半にはシングルヒットの"BURN"や"LOVE LOVE SHOW"が入っているが、やはりほとんど演歌なメロディとパワフルなR&Rサウンドが融合する"BURN"が良い。後半のヴォーカルとか、いいな。ポップで楽しい"LOVE LOVE SHOW"もいいけどね。

 最後に、実は吉井和哉の声って、山本正之(タイムボカンシリーズ主題歌)に似てない?