"When I Was Cluel"関連のシングルB面や当時のライヴを詰め込んだコンピレーションで、要するに最近出てる2枚組リイシューシリーズのディスク2を別売りでやったような物、と言えば解りやすいだろう。数年後には2枚組になってるんじゃないか、とも思える。最初は海外のみの企画だったので"When I Was Cluel"日本盤ボーナストラックもこちらに収録されてるのは仕方が無い。そのかわり日本盤のみ"Tart"のアコースティックヴァージョンが入っている。 リミックス物はアルバムのエレクトリックな部分をより強調する出来になっていて、どれも興味深い。"Revolution Doll"は"Tear Off Own Head"の、"Peroxide Side"は"Episode Of Blonde"の、"Honeyhouse"は"When I Was Cluel No.2"のそれぞれリミックスで、全て歌を生かしながらも過激なミックスが施されている。コステロはかつて「打ち込み音楽は嫌い」という発言をしていたが、打ち込みを多用したこれらのミックス(元ヴァージョンもだが)を聴いてもその発言との矛盾は感じないのが不思議。嫌いな打ち込み音楽の分野に自分で切り込んで「好きな打ち込み音楽」を作ってしまった感じだ。また、"Imposter Vs Floodtide"はサブタイトルは"Dust And Petals"だが"Dust2..."のリメイク(クレジットからするとリミックスではない様だ)。ダビーなサウンドがたまらん。リミックス物では一番好きかも。"15 Petals"は関係ない様だが、なぜこのタイトル? 子のアルバムでは初めてクレジットにthe Impostersが登場しているが、バンドだけでなく、りミキサーとしてのコステロの名義も"The Imposter"となっている。実際演奏しているのは一部を除いてインポスターズなのでバンドとしてのインポスターズ、と解釈して問題ないのだが。 エレクトロニックな面とロッカーな面を両方見せるこのコンピだが、近年のジャズ指向は2ヴァージョンの"Smile"で、アコースティックな面は"Tart"や"Oh Well"で聴ける。ある意味でコステロの音楽を俯瞰できる一枚、とも言えるコンピレーションだ。 |
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