名は体を表す。まさにそう言う印象、黒くて、ブルージーなアルバムだ。イギリスで最もファンキーなギタリスト(性格が?)ロン・ウッドをむかえての最初のアルバムだが、ここに更にビリー・プレストンの参加がブラックぶりに拍車をかける。俺がいつも言っている「ファンキーストーンズ」の代表作とも言えるアルバムになったのにはこういう背景があるわけだ。 ストーンズは5人組だが、常に「6人目」とも言うべきキーボード・プレイヤーが付き添っていて、それはスチュだったりチャック・リヴェールだったりするわけだが、ここでのプレストンの存在感は特に大きい。特に事実上彼の作品とも言える"Melody"ではミックとほとんどデュエットしているくらいで、単なるサポートメンバー以上の働きだ。こういうアレンジはライヴでも導入され、次作"Love
You Live"ではミックとツインヴォーカルに聞こえるアレンジの曲もかなり増えている。 ストーンズに戻ろう。目立つのがファンクロック風の作品。ほとんどワンコードで押し通すような"Hot Stuff"がそれだ。実際解りやすい意味での「いかにもファンク」はこれくらいでもあるのだが、それくらい存在感が大きい。プレストンの相棒、オリー・E・ブラウンのパーカッションも重要。ギターはハーヴィー・マンデルで、いきなりロニーじゃないんだけど。 「ブルー」な方では2曲のソウルフルなバラードナンバーがある。どちらも評判のいい曲だが、やはりミックのファルセットが決まる"Fool To Cry"がいい。後半のファルセットからシャウトに移行するところとか最高。"Memory Motel"もキースとヴォーカルを分け合ったりして話題性も高い曲。 レゲエも1曲。コレ、ジャガー/リチャーズのクレジットなのかな?"Cherry Oh Baby"は立派なカヴァー曲です。間違え無き様。主にミックが歌うけどさすがにレゲエ狂のキースも黙っちゃいない。って言うかキースが選んだだろ、この曲。バックヴォーカルで目立ちまくってる。オルガンのチープさもレゲエっぽいね。 そして得意のR&R2曲"Hand Of Fate"と"Crazy Mama"。これでまとめないと「ストーンズの」ブラック&ブルーの本質は解らない。どちらも(ロニーがいた)フェシズをイメージさせるようなルーズなノリなのだが、実はどっちにもロニーは不参加なのも面白い("Crazy Mama"にはコーラスで参加してるが)。 |
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