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Goats Head Soup
Dancing With Mr. D.
100 Years Ago
Coming Down Again
Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)
Angie
Silver Train
Hide Your Love
Winter
Can You Hear The Music
Star Star
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日本では「ストーンズといえばアンジー」と言う雰囲気さえ漂うが、その"Angie"収録作は彼らのアルバム中でも特に無視されやすい作品の一つと言える。この辺はビートルズの"Yesterday"があの(内容的に)地味な"Help!"収録なのと似ているか。その結果ビートルズファンもストーンズファンも「その曲は地味なアルバム収録曲の一つに過ぎないんだぜ」と躍起になるのだ。
実際、個人的にも特に印象の薄い作品なのは事実だ。でもちゃんと聴くといい曲がいっぱいあるんだよ、と言うのはいつもの手段ですが。
その「いい曲」筆頭が"Dancing With Mr.D"なのは言うまでもねえのだ。アタマを見失いがちなヘヴィーなギターリフからぬるりとスタート、そこにバンドが好き勝手に入ってくるという快感はストーンズならでは。まあ、はっきり言っちゃえば"Live
With Me"に"Sympathy For The Devil"の詞を載せたようなヤツだが、そう言う曲が悪いはずもない。ベース(ミック・テイラー)のうねり方も尋常じゃない。
"100 Years Ago"は誰が聴いてもビリー・プレストンなエレピで始まるソウルバラード。徐々に盛り上がってハードになっていくが、間奏後で落とし、そして再びアップテンポに戻る構成が見事。エンディングで全てのパートが絡みながら疾走するパートは圧巻でもある。しかしなんか異様に音質が悪いんですが。
これまたピアノ(今度はニッキー・ホプキンス)から始まる"Coming Down Again"はキースが歌うバラードナンバー。80年代以降定番になるパターンの先駆けだ。ミックがファルセットでつけるコーラスがなんかやたらに良いのだな。メインバッキングはピアノ、間奏はホーン。ちょっとストーンズらしくない編成だが、そうは聞こえないのも面白いかもしれない。
"Doo Doo Doo Doo Doo"と言う奇妙なタイトルはコーラスパートからとられたという。オリジナルタイトルはカッコ内に収まった"Heartbreaker"。グランドファンク(ツェッペリンでなく)とかぶるから改題されたそうだ。
ワウのかかりまくったギターリフ、パワー溢れるホーンをバックにマイナー調のメロディをバックに熱くシャウトするミック。情感のこもるテイラーのギターソロ。とにかく熱気が溢れるハードなR&Rナンバーなのだ。
問題の"Angie"だが、勿論嫌いなワケではない。でも、ストーンズのバラードで括ってもとてもトップとは思え無いし、彼ららしいとも言い難い。いや、ミックらしいのかもしれないケド。
それでもニッキー・ホプキンスのピアノは絶品だし、何よりいいのはミックが「アンジー」と歌った後にシャープにオープンクローズされるチャーリーのハイハットなのだったりする。この瞬間のために聴いてる。
ジョニー・ウィンターに贈った"Silver Train"はアメリカンフィーリングを見事に取り込んだR&R。こういう曲は流石のスチュの転がりまくるピアノが軽快。ミックはブルーズハープで汽笛の音を表現している。そしてテイラーのスライドギターも見事だし、勿論キース&ビルのリズムも最高。
ミックが(ちょっとヘタな)ピアノを弾き語る"Hide Your Love"は妙にラフな録音のブルーズナンバー。パーカッション、ヴォーカル共にほぼ一発録りなんじゃないだろうか。せいぜいギターソロとセカンドヴォーカル(ミックの声が二人分聞こえる)くらいしかオーバーダブしてなさそうな気がする。しかしこのラフな音が、この曲にはよく似合っている。
バラードが多いアルバムだが"Winter"もそのての作品。当然(?)ホプキンスがピアノだ。結構甘めにできていて、個人的には今一つ印象に残りにくい曲。後半のストリングスのフレージングは好きなんだけど。
"Can You Hear The Music"では70年代にアップデートされた"Their
Satanic Majestie's Request"か、それとも"Continental Drift"の先駆けか。マントラの様なヴォーカル、エフェクティヴなギター、東洋風パーカッションや笛といったサイケデリックな要素とニッキー・ホプキンスの流麗なピアノと言うコントラストは既に"She's
A Rainbow"でも聴けたもの。この曲ではテイラーがホプキンスサイドについていて「混沌サイド」と「覚醒サイド」のパワーバランスが変化している。
"Starfucker"・・・じゃなかった"Star Star"はおもいっきり「例のアレ」なイントロで始まってしまうR&Rなので当然ピアノはスチュだ。ここに来てこういうベタな曲をやってしまうストーンズはやっぱり凄いのだが、だからといってこれがチャック・ベリーのパクりかってーと全然違う。誰が聴いてもストーンズそのもの、これがオリジナルだ。
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