| Drumming of RINGO STARR | |
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初期のリンゴのスタイルでまず目に付くのがあの独特のハイハットワークだ。まるで扇子で扇ぐかのように上下というよりはシンバル上をかすめるようにして前後にスティックを動かす。これ、なんの意味があるかははっきり言ってよく解らないんだけど、真似してみるとてきめんに「リンゴの音」が出る。あと、変則的な動きのせいかシャッフルが叩きやすいんだけど、これがあの独特の微妙に跳ねてる様な跳ねて無い様な感じのリズムの元かもしれない。 さて、初期リンゴといえばまず引き合いに出されるのが"Ticket To Ride"だが、ポールの指示によって叩いたといわれるあのリズム、確かにパターンはポールによるものだろうが、あの独特極まりないノリはリンゴ自身の天性のものとしか言い様がない。「どんたどとぅたっ(つ)たっ」とでも表現したらいいかな。基本的にはギターリフに合わせるフレーズなんだけど、後半の8分ウラとも頭抜き2拍3連とも言い難い微妙なリズム。よれてるだけと言ったらそれまでだが、これがあのグルーヴの元であるのは言うまでもない。
リンゴ自身がビートルズでのベストプレイに挙げているのが"Rain"だが、この時期を境にリンゴの(即ちビートルズの)グルーヴは目に見えてヘヴィーになっていく。アルバム"Revolver"以降のリンゴはハネ気味16ビート気味のフレーズが特徴になっていく。また、フィルインでは("Rain"でも聴かれるように)ハイハットのオープンからスタートすることが多くなっている(ちーだかだかだだだ、みたいな)。 解散後には自らのソロ、そしてジョン、ジョージやポールの諸作品でいわゆるリンゴらしいプレイを聴かせ続けてきたが、"John Lennon Plastic Ono Band"でのプレイが最高峰だと思う(下記参照)。それ以後には正直「凄い」プレイはあまり無い。それでも「あの音」を求められ、完ぺきに再現するのはさすがではあるが。 色々書いたが、結局ドラマーにとって一番大事なのは「歌を聴かせる」コトであり、リンゴは様々なスタイルでプレイしてきたが、常に一貫して歌を生かすためのドラミングをしてきた。これが出来ないやつはどんなにテクがあっても駄目なドラマーであり、その点、リンゴは常に超一流であり続けてきたのだ。 |
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●コレを聴け!● |
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The
Beatles / Magical Mystery Tourやはり注目したいのは後期リンゴのグルーヴ。これ以降のロックビートの礎を作ったドラミングは"Strawberry Fields Forver"や"I Am The Walrus"に顕著。また、ポップ極まりない曲のバックでほとんどドラムソロ的プレイを聴かせる"Hello Goodbye"のセンスも凄い。 |
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John Lennon / Plastic Ono Band解散後にはメンバーのソロに多く参加するが、その中でもこれは全編リンゴのドラムが聴ける。シンプル極まりないが曲のムードを決定づける"Mother"や、"Well Well Well"や"I Found Out"でのラフでワイルドなドラミングなど、全般にヘヴィーなビートを叩いているが、それはアルバムのテーマそのものだった。 |
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Ringo Rama /Ringo Starrリンゴのアルバムで最もドラマーとしてのリンゴを堪能できるのがこれ。しかも新境地である。"Eye To Eye"や"Instant Amnesia"でのヘヴィーなプレイは過去のスタイルとは明らかに違う。手数も多い。が、そのビートの持つ、歌心溢れるグルーヴ感は明らかにリンゴそのもの。 |