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In The City |
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I've Changed My Address Slow Down I Got by in Time Away from the Numbers Batman Theme In the City Sounds from the Street Non-Stop Dancing Time for Truth Takin' My Love Bricks and Mortar |
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言わずと知れたジャムのデビュー作、そしてポール・ウェラーのキャリアのスタートである。この頃ジャムは「パンクバンド」だった。そして、パンクバンドとしての唯一のアルバムがこの作品である。これ以降、あっと言う間にジャムはパンクの枠にはまらなくなっていく。実際、この時点でもすでにあまりにもキャッチーなメロディセンスは隠しようが無いものといて表出している。そもそもパンクって言うのはポップであるのだが、それにしてもジャムのメロディはあまりにもポップだ。いわゆる「4大パンクバンド」のデビュー作を比べてもポップソングとしての完成度は群を抜いているだろう。 オープニングの"Art School"を聴けばそれらの要素全てがつまってるのが解るはずだ。タイトル曲以上にこのアルバムを雄弁に物語る曲だと思う。とにかくインパクト充分なイントロ。「1,2,3,4!」の叫びもパワフルだ。そして猛スピードで駆け抜けて2分かからずに終わってしまう潔さ。個人的にはベストトラックだ。 "I've Changed My Address"も同じく勢いだけでやってるような曲だ。しかしギターのアルペジオ(勿論リッケンバッカー!)はビートルズを思い起こさせるようだ。中間部では明らかにテンポが落ちるが「まあパンクだし」で許せてしまう。 "Slow Down"は勿論ラリー・ウィリアムズの曲・・・と言うより勿論ビートルズのヴァージョンが下敷きになっている。とは言え、オリジンより速いビートルズヴァージョンより更にテンポアップ、その上に叩きつけるように歌うポールのヴォーカルがいかにもパンキッシュ。今聴くとはじめて聴いた印象より丁寧に聞こえるのも事実なのだが。 "I Got By In Time"はどこか"Heatwave"を思い起こさせる曲で、これ以降ジャムの得意パターンになる「モータウン・ミーツ・パンク」のスタイルの先駆けになるナンバーだ。もう一つ、ジャム得意のポール&ブルースの掛け合いヴォーカルも楽しめる。忘れがちだが楽しい曲だ。 "Away From The Numbers"は若干趣を変えてメロディを生かした、ちょっとスローなポップソング。スローと言っても決してバラード的テンポではないのだが。60年代のビートグループからの影響がストレートにでた曲で、2〜3枚目の頃のフーを彷彿とさせる部分も散見できる。ヴォーカルスタイルがこの時期の吐き出す様な感じなのが微妙にそぐわない気もする。 "Batman Theme"も明らかに出所はフーで、こういう微妙に素直じゃない「カヴァーのカヴァー」みたいなのが実に若い感じで微笑ましいのだが、これまたオリジナル(って言うかフーの演奏)以上のアップテンポ&暴走がウリ。 ここでタイトル曲にしてデビュー曲"In The City"が満を持して登場。これもタイトルをフーからもらった曲だが、ポップさ、パワー、勿論スピード共にジャムの方が上。新時代のモッズアンセムともなった名曲。イントロはポール曰く「ピストルズにパクられた」そうだが、多分逆だろう。だからと言ってこの曲(と、"Holiday In The Sun")の価値は全く落ちることはない。曲そのものの爆発感も、そのキャッチーなメロディも決して色褪せない。 "Sounds From The Street"も若干抑え気味のポップな曲。"Away From The Numbers"にタイプが近いが、両者ともにアルバムのアクセントとして上手く機能している。この辺の感覚がいいから今まで生き残ってるって言う訳で。 "Non-Stop Dancing"は60年代のモッズグループを彷彿とさせるタイトル通りのダンスナンバーだ。「Wo-Wow-Wow」って部分がまるっきりスペンサー・デイヴィス・グループの"Keep On Runnin"なのも微笑ましい。あっちは「Hey Hey Hey」だが。 "Time For Truth"も60年代風のビートポップだが、掛け声風に「Fuck Off!」が入ってくるのがパンクマナーか。アルバム内では最も地味な存在感かもしれない。 "Takin' My Love"はデビューシングルのB面だった曲。"Slow Down"をオリジナルとして焼き直した感じで、いかにもB面という感は否めない。歌詞にも出てくるように"Rock'n Roll"なのだ。ひたすら。 "Bricks And Mortar"は前半の曲群ほどのスピードはないものの、ラストにふさわしい重厚さとパワーを合わせ持った曲だ。シャウトとともに突入するエンディング部の爆発感はフーにも通ずる勢いと危険な感じがある。 |
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