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ミック・タルボットとスティーヴ・ホワイトのプロジェクトの2作目。デビュー作はアシッドジャズより若干フュージョンよりと言ったサウンドで、個人的には今一つだった。特にゲストを立てすぎてミックとスティーヴが見えてこなかったのが一番問題点だったのだが、今回はオルガンを主体に、リズムももっとヘヴィーになってよりロック的、モッズ的なサウンドになっている。
メンバーも整理され、ミックとスティーヴに加え、ベースにポール・ウェラーのバンドでスティーヴと組んだこともあるヨランダ・チャールズ(屋敷豪太のバンドに在籍したこともある)を迎えたトリオ編成を基本にしている。他にはギターにアシッドジャズ関連のセッションも多くミックともなじみの深いマーク・ヴァン・ダー・グフト、ハーモニカにオアシスなどにも参加しているマーク・フェルサム、サックスにはスティーヴとジャズ・レネゲイズを組んでいたアラン・バーンズ、そしてEPに収録のリミックスでポール・ウェラーがギターという、最小限の人選となっている。
とにかくサウンドがかっこいい。うん。かっこいいとかクールとかそういう感じだ。ビートはびしばし来るし、ミックのオルガンもグルーヴしまくっている。このての「モッドな」ナンバーで特にお気に入りなのは"Are
We On"、"Sticks And Stones"、"Riding The Rapids"あたりだけど、う〜ん、なんというか、全部いいんだな。特に"Riding
The Rapids"のリミックスヴァージョンではポール・ウェラーがギターを加え、「疑似スタイル・カウンシル」が実現しているのも嬉しいところではある。
マーク・フェルサムが参加でニューオリンズっぽく聴かせる"'Till The Cows Come Home"もいい。これ以来セカンドラインの影響受け始めた気もするな、俺。
終盤の2曲("Sonny's Prayer","3's A Crowd")ではアラン・バーンズが参加してジャジーに聴かせる。「ソニー」ってソニー・ロリンズのことなんだろうなあ。
"Out Of My Box"はミック、"Under My Skin"はスティーヴのそれぞれソロ。特に後者のブレイクビーツにもつかえそうなソロプレイはドラマー的には熱い。
なお、ミックスはこれまたウェラーファミリーのマックス・ヘイズが担当していて、ブレンダン・リンチ直系のざくざくしていながらアシッド感覚にもあふれるサウンドになっているのも、前作から強化されたところだろう。
最後に、このアルバムを聴いたポール・ウェラーが「凄い、クールだね。最高だね」と興奮していた、という話を付け加えておきたい。そりゃあポールならそう思うよな。勿論、俺もです。
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