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Heliocentric |
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Frightened Sweet Pea, My Sweet Pea A Whale's Tale Back In The Fire Dust And Rocks There's No Drinking, After You're Dead With Time And Temperance Picking Up Sticks Love-Less ![]() |
Steve White_Drums & Percussions Damen Minchella_ Bass guitar Steve Cladock_ Guitars Brendan Lynch_ Glockenspiel on "He's The Keeper",Mini Moog on "I Back In The Fire" |
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40代になって最初のアルバムであり、発売当初は「内省的」だの「熱いロックナンバーが無い」だの言われていたのだが、果たしてそうなのか。実際のところ、俺の第一印象も「ちょっと地味か?」だった。が、アルバム後半に行くにしたがってロック的な曲も出てくるし、それどころか終始徹底して「熱い」姿勢は決して変わっていない。考えてもみれば、すぐに解るはずだ。だってこのオヤジ、これしか出来ないんだから。熱くしかなれないんだから。 "He's The Keeper"はロニー・レインに捧げられた曲。シンプルなミドルテンポの曲で、過去のシングル曲に比べても若干地味ではあるが、この曲に熱さを感じないという人も理解できない。シングルにも、オープニングにも地味に感じるかもしれないが、プロンクへの思いを込めたこの曲をオープニングに持って来た、と言うのも「40代でも生涯モッズ宣言」でもあるんだろう。 "Frightened"はゴージャスなオーケストラをクールにフィーチャーしたナンバー。サビでのフレーズが最高に良い。絶妙なサウンド作りであり、この辺は流石のセンスだ。このサウンドはアルバムの特徴の一つにもなっている。 "Sweet Pea, My Sweet Pea"はまた妙に可愛らしいタイトルだが、そのタイトル通りのアコースティックでちょっとフォーキーなポップソング。それでも決して「可愛らしく」歌うことなんか出来ないのがウェラーなのだが、こういう曲でもどこか熱くなってしまう不器用さが逆に「可愛い」のかもしれない。娘のために作った曲という、"Moon On Your Pyjamas"に続く「親馬鹿ソング」 "A Whale's Tale"もアコースティックな曲だが、リズムにひねりがある。特に間奏後、後半のドラムのフレーズやブレンダン・リンチ得意のダビーなエフェクトが個人的に好み。 その"Back In The Fire"もやはりアコースティックなバラードナンバーだ。スティーヴがホット・ロッズと言う特殊なスティックを使ってソフトなプレイをして効果を上げている。かくし味的なムーグがバックで空間演出に一役かっている。あと間奏部分のベースソロもポイント。ライヴはエドガー・サマータイムが(当然)コピーして弾いていたが、ここでは勿論デーモンがプレイ。 俺が見たライヴはまさかのオープニングだった"Dust And Rocks"もまた続けさまにスローなアコースティックナンバーである。この辺の流れがアルバムの印象を地味に感じさせているのかもしれない。しかし、この3曲をとってみても似通った曲は無いし、勿論弱い曲もない。純粋に作曲(メロディメイカー的意味での)面では前作より強力になっているんじゃないだろうか。当然この曲もメロディが凄く心地よい。ライヴのアタマには「?}だが。 "There's No Drinking After You're Dead"でようやくアップテンポな曲が登場する。メインがエレクトリックギターなのも久しぶりな気がしてしまう。それでもせわしいリズムに対してヴォーカルは割とゆったり(倍テンポにとっているのかもしれない)歌っているので、あまりアッパーな印象はない。しかしこれがタイトル通りの酩酊感を上手く表現しているようだ。例によってストリングスもクールでカッコ良い。その辺も含めて、サイケ期のプリティ・シングスっぽい感じもする。 間髪入れずに始まる"With Time And Temparance"もストリングスをフィーチャーした曲。これもアコースティックっぽい音作りがされていて、ヴォーカルも抑えめな印象。シャウトすることもなく最後までクールに歌い通す。しかしいつもの如くビートはがっちりしている。ダイナミックなアレンジと相まって骨太な曲だ。 "Picking Up Sticks"は印象的なオルガンリフから始まるクールな曲。抑えた感じに始まるが、徐々に盛り上がっていって、ビートも激しくなり、ヴォーカルのエコーも深まり、そして後半怒濤のドラムソロに雪崩れ込む。このスティーヴのソロがもう最高!単なるミーハーの気もするが。これはライヴは当然更に長くプレイされていて、凄く感動したことを良く覚えている。 ラストは壮大なバラード系のナンバー、"Love Less"である。とは言っても当然甘く歌うわけもなく、いつものようにロック/ソウルの色が強いので、いわゆるバラードをイメージすると全く違う物に聞こえる。ピアノを中心に据え、当然ストリングスも大活躍、ハイポジションで弾くベースラインも強い印象を残す。強力な曲の続くアルバム後半を見事に締める名曲だと思う。 |
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