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出版物のご案内

「人間性未来論」−原型共同体で築きなおす社会−
中田豊一著 竹林館刊 A5版 310ページ 定価;2400円プラス税 

 

★中野民夫さんから推薦文をいただきました★

 
 私たちは近代化や経済発展の中で、人間として大切なものを失いつつあるのではないか?ラオスなど途上国の援助に関わってきた著者が、長年の経験と最新の学問研究をもとに追及したテーマは、豊かさや幸せについての再検討が求められる現代の日本への示唆に富む。
 「まわりにいる人々との対等感がもたらす自己意識の安定、そこからくる確かな安心感こそが、私たちの人間の本当の心の故郷なのである」という結論は、シンプルで深い。私が関わっているワークショップなど参加型の場を作る上でも、対等感に基づく安心安全な場作りが不可欠だ。
 格差が広がり疲れと不安に満ちる社会から、対等感が満ちる市民社会への道筋が、人間性の原点から探求されている本書は、どんな分野にも通用する現代の福音かもしれない。


中野民夫(ワークショップ企画プロデューサー&会社員)

ワークショップ企画プロデューサー&会社員。1957年生まれ。東京大学文学部卒。会社で社会的なテーマに取り組む一方、個人としても人と人・自然・自分自身をつなぎなおすワークショップやファシリテーション講座などを実践。明大・立教大学院・聖心女子大の兼任講師。著書に『ワークショップ』(岩波新書)など。


<目次>
はじめに;国際協力の現場からの問いかけ「近代化は人間性を奪うのか?」

第一章 原型共同体と人間性
1)さびしさへの感受性が人情の核心
2)ヒトはコトバによって人間になった
3)自己意識の誕生という危機
4)寛大ゴッコの場としての原型共同体

第二章 心のセーフティネット
1)現代に息づく石器時代の心
2)経済発展に共同体は邪魔か
3)人間性の砦を守るために

第三章 自己意識の不安定化と家族の危機
1)核家族主義が生み出す究極の不平等
2)家族幻想を越えて
3)子どもが死なない社会とその未来

第四章 相互扶助と人間性の未来
1)いかにして「W」が「M」になるのか
2)援助する者とされる者の感受性
3)人間の現実を構成する三つの要素

エピローグ 対等感満ちる市民社会を目指して



★ご注文は、以下のメールアドレスまでお願いします★
 ipdev@f3.dion.ne.jp
<価格:1冊2400円(税・送料込)>

◆委託販売も受け付けます。詳しくは、上記アドレスに直接お問い合わせ下さい。


ボランティア未来論
  ―私が気づけば社会が変わる―


2000年8月刊、現在品切れ中、増刷予定です。

「なぜ私たちを援助するのか?」
バングラデシュの農村からの問いに、国際協力ボランティアとして長年活動して来た著者が正面から挑みました。キリスト教倫理に基づく西欧ヒューマニズムの枠組を超えて、人と人とのかかわりと共生の意味を根本から問うた、全く新しいボランティア論です。

<目  次>

はじめに

第1章ボランティアの意味を問う          
 (1)ボランティアの世界へ
 (2)ボランティアの困難

第2章ボランティアと正義                      
 (1)ボランティアは正義の味方か
 (2)ボランティアと構造的欺瞞

第3章 自己革新のための気付きの手法
 (1) 私を問う手法
 (2) 深層心理への怖れ
 (3) 自己受容と超越者

第4章 キリスト教正義思想のジレンマ    
 (1) ボランティア精神の源キリスト教 
 (2) 普遍性と独善性のジレンマ
 (3)日本の社会派ボランティアキリスト教徒に問う

第5章 自己意識の仕組み              
 (1) 東洋思想こそ手法の源流
 (2) ブッダの観た自己

第6章 固定的な自己意識と私            
 (1) バングラデシュからの問いに答える
 (2)ラオスの村で気づいた私たちの社会の問題
 (3) 「共」「公」「利」で社会は成り立つ
 
第7章私が気づけばあなたが変わる         
 (1)「共」の本質とボランティアの困難
 (2)私が気づけば相手が変わる



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