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(新着降順に掲載)


リアルタイム黒点画像集
太陽面に巨大黒点が出現!
 (2003年11月1日更新)

 ・11月 1日の太陽
 ・10月31日の太陽
 ・10月30日の太陽
 ・10月28日の太陽
 ・10月27日の太陽


現在、太陽に巨大な黒点群が出現し、話題になっています。
これほど大きな黒点が2つも現れるのは非常に珍しいことです。
現在、太陽の活動は活発になっており、地球にも磁気嵐という影響を及ぼしています。
また、これに伴い、極地方で大規模なオーロラが出現しており、
なんと日本でも、北海道をはじめ中部地方でも「低緯度オーロラ」が見られたとのことです。

そんな、活発な太陽の姿を毎日撮影しています。
ここでは、10月27日から私が撮影した黒点の画像を随時掲載中です。

(11/1連載終了。)

2003年11月1日撮影の太陽





撮影日時: 2003年11月 1日12時33分
ニコンcoolpix995 + ケンコー単眼鏡
ノーフィルター撮影(薄雲により減光)。


11月1日正午に撮影した太陽である。

薄雲を利用して、今日はノーフィルターで撮影した。
つまり、太陽をそのまま撮影したのである。
雲が適度に太陽光を減光し、はっきりと黒点が写っている。



2003年11月1日
巨大黒点の拡大画像




撮影日時: 2003年11月 1日13時11分
露出: 1/2325 秒 F7.5
ノーフィルター(薄雲により減光) コリメート撮影
ビクセンR200SS LV10mm
ニコンcoolpix995

20cm反射望遠鏡でノーフィルターで太陽を撮ってみた。

実は、この撮影方法は非常に危険である。
太陽に雲がかかっていなければ、接眼部に取り付けたカメラは即、故障だ。
今日は、本当に薄雲が天然の減光フィルター効果をもたらしていたので、
薄雲を信頼し、なんと望遠鏡で直接太陽を撮るという危険行為を行ってみた。
どうか薄雲よ、去らないでくれ!と祈りながらの撮影であった。
薄雲が外れれば、即、カメラのCCD素子は焼け焦げたことだろう。

運良く、薄雲が太陽をカバーし続けてくれたので、ピント合わせも急いで済ませ、
ノーフィルターでシャッターを切ることができた。
太陽の背景が真っ黒ではなく青空なのは、ノーフィルター撮影の賜物である。

自分の撮影機材に愛情があるならば、絶対に皆既日食時以外では
ノーフィルター撮影はやめた方がいいだろう。


11/1 黒点の強拡大





撮影日時: 2003年11月 1日13時11分
露出: 1/1043 秒 F8.2
ノーフィルター(薄雲により減光) コリメート撮影
ビクセンR200SS LV10mm
ニコンcoolpix995


こちらも、ノーフィルターで撮影した画像である。

3番目の巨大黒点をクローズアップしてみた。
もっと解像度を上げるため、アイピースを5mmに替えるべきだったが、
一歩間違えばカメラが壊れるという、ノーフィルター撮影の緊迫状態の中では
そんなことは思い付く余裕もなかった。

昨日(10/31)は2個に分裂していた黒点が、今日は3個になっている。
もっと黒点は分裂し続けるのだろうか。しかし、もうこの黒点群も間もなくで
太陽の淵に到達してしまうので、この黒点群は今日・明日で見納めとなるだろう。
この画像では太陽の淵がうっすらと判る。





2003年10月31日撮影の太陽





撮影日時: 2003年10月31日10時08分
ニコンcoolpix995 + ケンコー単眼鏡
(Registaxにて40コマをスタック&ウェーブレット変換)


10月31日午前に撮影した太陽である。

2つの巨大な黒点群が、太陽の右淵に近づいてきた。
昨日(10/30)の太陽画像と見比べると、
太陽が1日でどのくらい回ったのかが判ることだろう。
これらの黒点群は、昨日は太陽面の中央に位置していたのだ。



2003年10月31日
巨大黒点の拡大画像




撮影日時: 2003年10月31日09時59分〜10時00分
(その他、撮影情報は画像中に記載。)

10月31日の、巨大黒点群を望遠鏡で拡大した画像である。
白紙への太陽投影像をデジカメで連写し、
Registaxで53枚スタック、ウェーブレット処理を行った。
円弧は、太陽の左上の輪郭である。
太陽の大きさに対して、これらの黒点がどれだけ大きいかが判るだろう。

さて、それぞれの黒点群の変化を見てみよう。
下が2番目、上が3番目の巨大黒点群である。
昨日(10/30)撮影の黒点拡大画像と見比べると、
まず下の黒点群はバラバラになりながら拡散しつつあるようだ。
そして、上の3番目の黒点群は、昨日よりさらに大きくなってきた。
当初、リング状に繋がっていたこの黒点群は、
2日ほど前から2個の巨大な黒点に分離、
そして現在では分離した2個それぞれの黒点が独自に成長しつつある。
今後も、この黒点群は、濃く図太くなっていくのだろうか。
とはいえ、間もなくでこれらの黒点群も太陽の反対側に回って
見ることができなくなる。
見えなくなるまでの残り2〜3日、この黒点群の成長を見守りたい。

なお、投影板を写した画像なので、上のデジカメ+単眼鏡での
太陽面全体画像と比べて左右反転して写っている。






2003年10月30日撮影の太陽





撮影日時: 2003年10月30日08時29分〜32分
ニコンcoolpix995 + ケンコー単眼鏡
(Registaxにて53コマをスタック&ウェーブレット変換)


10月30日朝に撮影した太陽である。

最初に発生した巨大黒点は、ちょうど太陽の右淵に達しており、
この画像では存在が判らなくなった。
そして、2番目に発生した巨大黒点群(画面中央下)、
3番目に発生した巨大黒点群(画面中央上)が
ちょうど太陽面の正面までやってきた。
3番目の黒点群は、10/28にはリング状に見えていたのだが、
わずか2日のうちに形が大きく変わってしまった。
現在では、2個の濃い黒点に分裂しているのが判る。

昨日10月29日日中、太陽面でフレアが発生し、話題になった。
フレアをもたらした黒点群は、このうちの一つかもしれない。





2003年10月30日
巨大黒点の拡大画像




撮影日時: 2003年10月30日09時17分
ニコンcoolpix995 / ビクセンR200SS / LV10mm
白紙への投影像をデジカメで撮影
(Registaxにて16コマをスタック&ウェーブレット変換)

10月30日の、巨大黒点群を望遠鏡で拡大した画像である。
といっても、白紙への太陽投影像をデジカメで
連写し、スタックしたものである。
巨大黒点群は向かって左側の上下に写っている。
下が2番目、上が3番目の巨大黒点群である。
10/28の黒点画像と見比べてほしい。
それぞれの黒点群は、2日でかなり形が変わってしまった。
特に、上の三番目の黒点群から濃く芯のしっかりした黒点が成長してきた。
一方、下の2番目の黒点群はやや衰えてきた。
巨大黒点群以外にも、複数の中規模黒点が見られる。
右側の円弧は太陽の輪郭である。
太陽の大きさと比較して、黒点がいかに大きいかが判る。

なお、投影板を写した画像なので、上のデジカメ+単眼鏡での
太陽面全体画像と比べて左右反転して写っている。
画像の淵に見られるダブりは、重ね合わせによるものである。
投影板の紙の繊維の影響で、画像全体が若干ザラついている。



2003年10月28日撮影の太陽




昨日27日の太陽面にはなかった、指輪状の黒点が出現している。
画面中央やや左上に見えるものがそれだ。
この画像はデジカメオプションの単眼鏡を使用して撮影したので、
昨日の画像より解像度が高い。

撮影日時: 2003年10月28日09時52分

(Registaxにて21コマをスタック&ウェーブレット変換)



2003年10月28日
巨大黒点の拡大画像





巨大黒点を望遠鏡で拡大して撮ったのがこの画像だ。

左上の黒点が一番最初に現れた巨大黒点、
そして下部にある黒点が、二番目に現れた巨大黒点だ。

現在では、この二番目のほうが巨大化している。
半暗部も大きく広がり、小規模な黒点も周囲に多数点在している。

そして、本日(10/28)、ついに三番目の巨大黒点が現れた(下画像参照)。





この黒点は珍しい形をしており、半暗部がリング状に繋がっている。
黒点がまるでリングに付いたダイヤモンドのように見えており、
その形はまさに指輪である。
この黒点は今後どう成長するのか、見守りたい。

ちなみに、この画像は太陽像を望遠鏡の接眼部から白い厚紙に投影し、
その投影された太陽像をデジカメ(解像度SXGA)で連写し、
Registaxで11コマスタックしたものだ。
このおかげでフィルター使用の拡大撮影とも見間違えんばかりの
鮮明な太陽面の黒点画像となった。
太陽面撮影にもRegistaxでの処理は、抜群の効果を発揮してくれるようだ。



2番目の巨大黒点と、
3番目の巨大黒点の拡大画像




2003年10月27日撮影の太陽



太陽面に2つの大きな黒点が現れているのが判る。
デジカメのみによるズーム撮影。



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<2003年のしし座流星群について>
〜 今年は出ません。わかっていても、どうしても気になる人へ 〜

 ここで簡単に今年のしし群についてご案内いたします。

 今年2003年のしし座流星群は、11月20日未明が出現ピーク(最も見える日)となりそうです。これは、過去に母彗星から生成されたダストトレイルに地球が近づくことで起こる、小規模な出現ピークです。では、どのくらいの流星が見えるのかというと、1時間当たり10〜20個程度でしょう。この数(流星の出現頻度)は、2001年のしし座流星群のたった数百分の1でしかありません。

 ですので、今年のしし座流星群は大変小規模です。2年前のしし群では、1秒間に2〜3個の割合で流星が流れ、空一面に流星が雨のように降り注ぎ、大迫力でしたが、今年2003年の場合はそれと比較するとあまりにも見るのが馬鹿馬鹿しく感じられるショボさとなりそうです。それこそ、何十分間も空を見続けて、ようやく1個流れた、それもしし群ではなく散在流星(しし群以外の普通の流星)、などということになり、疲れるだけです。

 12月15日未明にピークを迎えるふたご座流星群のほうがよっぽどたくさん見られますので、ただ単に流星を見たい方は、初冬の風物詩ともいえる12月のふたご群のほうをお勧めします。あと1ヵ月の辛抱です。もう「しし座流星群」の活動は年々衰えています。ちなみに来年のしし群もほとんど出ないでしょう。

関連リンク
速報!

2002. 6.11 部分日食
雲間から撮影成功!


2002年6月11日朝、全国で「部分日食」が見られました。
部分日食とは、太陽の前を月が通り、太陽が部分的に月に隠される現象です。
太陽と重なった月の丸い形が太陽を一部分削ったように見えるわけです。
前回、全国で日食が見られたのが1997年3月9日でしたから、
日本では実に5年ぶりの日食となりました。

しかし、当日は残念ながら日本列島は全体的に悪天候。
どの地域でも、雲に覆われて欠けた太陽を見ることができなかったようです。

もちろん私の住む熊本でも、雨が降る最悪の天気。
半ば、日食観測を諦めていたのですが、
どうやら雲は薄いようです。
これなら、雲が切れた時に一瞬だけ日食が見られるかもしれない、と、
小雨降る曇天の下でデジカメ片手に粘り続けました。

すると、台風特有の早い雲の流れが、次々と雲の切れ間を運んでくるではありませんか。
そして、私はついに雲の切れ間から日食を垣間見る事に成功!!!
そんな雲間との格闘の末の「苦労の傑作」、
デジカメで撮影した私の日食の画像を紹介します。


カメラ: ニコンcoolpix995 最大ズーム オート露光  /  撮影地: 熊本県熊本市

●07時58分




●08時06分




デジカメによるズーム撮影の為、あまり解像度は高くありませんね。
日食を撮影する場合、普通だとカメラに太陽光を減光するフィルターを装着しないといけません。
しかし今回は雲が「天然の減光フィルター」となってくれたため、
そのままレンズを太陽に向けて、太陽の形を写すことができました。
雲間から見え隠れする「欠けた太陽」の姿は、幻想的な光景でした。

ちなみに次回日本で見られる部分日食は、2004年10月14日です。
2009年には、皆既日食が日本で見られますよ(種子島付近で)。
2002. 5.26
半影月食を撮影!

2002年5月26日 19時〜22時にかけて、「半影月食」が見られました。
快晴の空の下、撮影に成功したので写真を紹介しましょう。

 
 
2002. 5.26 21:05-06 ニコンcoolpix995 / 約 1/250秒露光 4〜5枚合成
望遠鏡: ビクセン R200SS・SM / アイピース: LV10mm / コリメート撮影

高解像度の画像はこちらにアップしております。

「半影月食」とは、地球の影の中に月が入り、月が欠けてゆく
普通の「月食」の「未熟」バージョンです。
「本影」に隠されず、「半影」のみが月にかかるわけです。

どういうことかというと、地球の影をかすめるように月が通り過ぎていくため、
地球の影に近い月の円の一部分が、「影」の影響をわずかに受け、
うっすら暗くなるだけの月食なのです。

実際には影に入っていないため、普通の欠けゆく月食と違って
肉眼で見た月の様子は
普通の真ん丸い満月のままにしか見えません。
それでも、注意深く目を凝らすと、微妙〜に月の一部が暗く見える、
…それがマイナーな月食、「半影月食」です。

しし座流星雨 2001.11.19未明

決して忘れない、あの夜を…。
-Never forget, the Leonids meteor shower!-

[move to here] 030211

念願の大火球写真をモノにできた!

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デジカメ天体撮影
2003年 火星大接近
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