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「今月の画像」バックナンバー
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■ 2006年12月 今月の画像 ■

M42オリオン大星雲
2006.12.18 熊本県熊本市にて
(detail)
 12/18夜に撮影した、オリオン座にあるM42「オリオン大星雲」です。一眼レフデジカメでの撮影です。

 M42は冬の名物とも言うべき定番の散光星雲です。中心にあるトラペジウムと呼ばれる若い星を包むように広がるガス雲は、鳥が翼を広げたような形をしています。美しいピンク色に写っていますが、これは写真だから見ることができます。望遠鏡で見ると、口径にもよりますが星雲は色がなく灰色で、しかも中心付近の明るい部分しか見えません。 (06/12/19)

■ 2006年11月 今月の画像 ■

水星の日面通過(太陽面通過)
2006.11. 9 熊本県熊本市にて
(detail)
 11/9朝に見られた「水星日面通過」(太陽面通過)の第3接触前後の様子です。第3接触とは、太陽面を通過した水星が太陽の淵に達する瞬間のことです。この連続写真では、黒い水星が巨大な太陽の淵まで達し、徐々に抜け出していく様子が判ります。

 水星の日面通過は、地球と水星の公転軌道との関係で、必ず11月か(反対の)5月にしか起こりません。近年では1993年11月、1999年11月、2003年5月に見られましたが、私は全て悪天候で見逃してしまいました。

 2年前の金星に続き、今回初めて水星日面通過を見る(撮る)ことができました! 日食や月食よりうんと貴重なので、写真に残すことができて大満足でした(ブログ参照)。

 今回は3年ぶりでしたが、次回起こるのはなんと10年後の2016年(国内で見られるものはさらに16年後の2032年)。なんと水星より頻度の低い、大玉の金星日面通過のほうが先に巡ってきちゃいます(2012年6月)。それもまた珍しいですね。今回見逃した方は、2012年の貴重な「金星」をお見逃しなく! (06/11/14)
■ 2006年9月 今月の画像 ■

部分月食
2006. 9. 8 熊本県熊本市にて
(detail)
 9/8未明に見られた「部分月食」のピーク(最大食)の頃に撮影した月です。

 去年10月17日以来、11ヵ月ぶりの月食でした。月食とは地球の影の中に月が入り込む現象です。地球の影の中にすっぽり入り込むと「皆既月食」になるのですが、今回の月食は部分的に隠されるだけの「部分月食」というタイプです。

 今回は全国的に悪天候で見られなかった地域が多かったようですが、九州の熊本では月食中はずっと快晴で、始まりから終わり(月没)まで眺めることができました。私は撮影のほうに専念していました。

 部分月食の経過(欠け始めて最大食になるまで)の高解像度写真はブログのほうに載せていますので、ぜひご覧下さい。(06/09/10)
■ 2006年8月 今月の画像 ■

月とペルセウス座流星群
2006. 8.14 熊本県熊本市にて
(detail)
 8/14未明に撮影した「ペルセウス座流星群」に属する流れ星と、月です。30秒間の露出なので、月はまるで太陽のように眩しく写っています。

そんな月のすぐ左下に現れた、明るい流星。左上から右下に向かって流れて消えゆく一部始終が線となって写っています。

よく見ると、線の一番右下、消える直前に弱く爆発している様子が判ります。月明かりにもかき消されず、とても明るい流星だったようです。この写真撮影時、実は私は部屋の中でくつろいでいました。(06/08/14)
■ 2006年7月 今月の画像 ■

月・火星・レグルス
2006. 7.27 熊本県熊本市にて
(detail)
 7/27夕方に撮影した月齢2の細い月と1等星の接近です。月の左下にあるのがしし座のレグルス、左上にあるのが地球のお隣、火星です。前者は恒星、後者は惑星なので、大きさと距離はまるで違います。

 細い月は、三日月よりもさらに細い二日月。地球からの照り返し光(地球照)が淡く見えています。(06/07/27)
■ 2006年5月 今月の画像 ■

73P/シュワスマン・ワハマン彗星
2006. 5.12 熊本県熊本市にて
(detail)
 5/12未明に撮影した73P/シュワスマン・ワハマン第3彗星の分裂核です。この彗星は11年前に1つだった核が分裂し、大きいもので4〜5個、小さいものでは40個以上にも分裂してしまった特殊な短周期彗星です。そのため、分裂した核ごとにアルファベット名が付けられています。

 今回撮影した画像は、デジタル一眼レフカメラによる約4分間露出による撮影です。撮影地が市街地なのと月明かりがあったのとで写りはよくありませんが、同じ方向に尾を伸ばすSW3彗星のC核・B核の様子が判ります。つい1週間前の写真はC核のほうが明るかったのに、今ではB核が急に明るくなりました。最接近は5月中旬です。(06/05/12)
■ 2006年3月 今月の画像 ■

白波とシリウス
2006. 2.27 神奈川県鎌倉市にて
(detail)
 2/27宵に撮影した太平洋とおおいぬ座の星景写真です。地元ではなかなか海へ撮影に行く機会がないのですが、太平洋を臨む湘南の海で念願の「南の水平線」を見ることができました。海の向こうには房総半島の街明かりも写っています。

 透明度が悪く暗い星は写っていませんが、外灯に照らされた砂浜と白波、水平線の遥か上での青白いシリウスの滲んだ輝きが印象的です。
(06/03/31)
■ 2006年2月 今月の画像 ■

M-Vロケット8号機の噴煙
2006. 2.22 熊本県熊本市にて
(detail)
 2/22朝に鹿児島県内之浦の宇宙空間観測所から打ち上げられた、M-Vロケット8号機の噴煙です。

 この写真は打ち上げ8分後の6時36分に一眼レフデジカメで撮影した画像です。噴煙は渦を巻いているように見えますね。今回は種子島ではなく、九州島内ですので、熊本市からは大迫力なロケット噴煙を見ることができました。画像をクリックすると迫力のある拡大画像で見ることができます。

 なお、気付くのが遅かったため、ロケット本体は見ることができませんでした。
(06/02/22)
■ 2006年2月 今月の画像 ■

明けの明星
2006. 2. 9 熊本県嘉島町にて
(detail)
 2/9朝に撮影した、明けの明星・金星です。

特に寒さが厳しい夜は空気が澄み渡って星がたくさん見えます。この日は冬型の気圧配置で冷え込んだために空気の透明度がとても高く、東の空に輝く「明けの明星」、金星の輝きは素晴らしく。遠目には細い月と見間違わんばかりの明るさでした。それもそのはず、金星の明るさは−4等星。もはや、1等星とは比べ物にならないぐらい強烈なのです。

 2/18には「最大光度」を迎え、望遠鏡で見ると三日月のような金星の姿を見ることができます。
(06/02/17)
■ 2006年1月 今月の画像 ■

月と木星
2006. 1.25 熊本県熊本市にて
(detail & 他画像)
 1/25朝に撮影した、薄明の中の月・木星です。月の淵の右隣には星が寄り添っていますが、これはさそり座の4等星です。先ほど星食を終えて出現したばかりです。

 木星・月それぞれを望遠鏡で拡大して撮った画像も挿入しました。肉眼で見る木星は点にしか見えませんが、望遠鏡で拡大すると4つの衛星を引き連れて賑やかなのが判りますね。一方、月は地球からの太陽光の照り返し「地球照」と寄り添う4等星が美しいです。

 この朝の気温は−2℃。夜明けの身を刺すような寒さの中で望遠鏡で星を見る雰囲気を感じ取って頂けると思います。
(06/01/26)
■ 2005年12月 今月の画像 ■

ふたご座流星群の流星とシリウス
2005.12.15 熊本県熊本市にて
(detail & 元画像)
12/15未明に撮影した、ふたご座流星群の明るい流星です。3大流星群の一つであるふたご座流星群は夏のペルセウス座流星群に並んでたくさん出現する見やすい流星群です。

 この写真は、デジタル一眼レフカメラ「D70」で30秒露出の繰り返し撮影で連写した画像のうち、20枚目に写っていたふたご群の流星です。写った流星は眼視では見なかったのですが、パソコンに取り込んで流星が写っているのが判り、大喜びでした。とても長く明るい流星です。流星の右側にあるのは全天一明るい恒星、シリウスです。

 この夜はふたご群狙いで合計で168枚撮ったのですが、流星が写り込んだのはこの1枚のみでした。なお、掲載の都合上、流星部分のみをトリミングしています。大迫力な生画像はリンク先(ブログ)でご覧頂けます。
(05/12/18)
■ 2005年11月 今月の画像 ■

火星
2005.11.03 熊本県熊本市にて
(detail)
 11/3夜、自宅で撮影した火星です。火星は2005年10月30日に最接近となりました。11月上旬の間はずっと「最接近」状態なので、これが今回見られる最も大きい火星の姿です。

 今回の火星の大きさは前回2003年の火星最接近時より一回りほど小さいのですが、今回の画像は鮮明に撮影できました。

 さて、火星面には「湾」や「海」と呼ばれる様々な「黒い表面模様」が見えています。もちろん、模様の呼称であって実際に水が広がっているわけではありません。今回の火星接近を機会に模様の名前を覚えてみるのも、火星の世界に親近感が湧くかもしれませんね。
(05/11/07)
■ 2005年10月 今月の画像 ■

火星
2005.10.13 熊本県熊本市にて
(detail)
 10/13未明、自宅で撮影した大接近中の火星です。この画像は、DVカメラで望遠鏡のアイピース(接眼レンズ)を覗かせて数十秒間撮影した火星の動画のスタックです。320フレームを「合体」させて平均化することにより、このように表面模様がくっきりと浮かび上がるのです。惑星撮影ではこの処理方法が広く浸透しています。

さて、中央に見える黒い模様は火星面で一番濃い模様、「大シルチス」です。模様を目立たせるためにトーンカーブ補正などにより強調しています。火星の下の部分にある白いものは、火星の北極冠(CO2の氷)です。 (10/16)
■ 2005年8月 今月の画像 ■

月と金星の接近
2005. 8. 8 愛知県常滑市にて
(高解像度版)
 8/8夕方、セントレア空港の展望デッキから撮影した月と金星(宵の明星)の接近です。撮影当時はまだ空が明るく、月と金星の輝きも今一冴えませんが、搭乗時間の関係で、早めに切り上げなければなりませんでした。あと少し暗くなるのを待てば、美しい地球照が写ったはずです。

 セントレアへ向かう着陸直前の飛行機と共に捉えたら素晴らしい「夜空のスリーショット」が撮れたのですが、チャンスに恵まれませんでした。 (8/17)
■ 2005年3月 今月の画像 ■

アンタレス食 出現直後
2005. 3.31 熊本県熊本市にて
(高解像度版)
 3/31未明、さそり座の赤い1等星・アンタレスが月に隠される「アンタレス食」が見られました。月の明るく輝く側からアンタレスが隠され、約1時間にわたって月の背後に隠され、暗く見えない側から出現しました。

日本国内では、隠され始める時刻の差や月の高度の違いなどにより、関東地方が最も潜入が見やすかったようです。九州では潜入時における月の高度が低く、出現のみしか見られませんでしたが、快晴に恵まれて入手間もない「D70」で撮ることができました。 (4/1)
■ 2005年1月 今月の画像 ■

C/2004 Q2 マックホルツ彗星とM45
2005. 1. 8 熊本県熊本市にて
(高解像度版)
 1/7〜1/8にかけてM45とマックホルツ彗星が見かけ上「接近」し、見事な競演となりました。

 C/2004 Q2 マックホルツ彗星は現在、太陽(地球)に接近して最も明るくなっています。つまり、今が一番この彗星の最盛期なのです。この画像は、追尾なしでの固定撮影のため、恒星と彗星は線を描いています。コンパクトデジカメ(ニコンcoolpix995)の手押し30秒露出という厳しい撮影条件の為、星団にかかっているはずの彗星の尾は写っていません。一眼デシカメでガイド撮影出来れば、素晴らしい彗星の写真が撮れるはずのですが…。(1/8)
■ 2004年11月 今月の画像 ■

木星・月・金星
2004.11.10 熊本県熊本市にて
 11/10、明け方の東天で素晴らしいランデブーが繰り広げられました。「夜に見える明るい天体」TOP3の接近です。明るい天体第1位の月、2位の金星、3位の木星が一直線に並んで「接近」するという、非常に豪華な眺めです。金星と木星同士の接近ならしばしば見られますが、その間に月が入り込むことで煌びやかさはより一層引き立っています。
 この画像は夜明け頃の薄明の空でデジカメのズームのみで撮った画像です。上空の雲がほんのり色付いて薄明の青とのコントラストを引き立てています。月は「逆三日月」形で、地球照が冴え渡っていて美しいです。なお、月の右上が木星(−2等弱)、左下が金星(−4等弱)です。(11/10)
■ 2004年10月 今月の画像 ■

部分日食
2004.10.14 愛知県名古屋市にて
10月14日の部分日食は名古屋へ行って撮影しました。 当初心配していた天気も前日には晴れの予報に変わり、当日は素晴らしい快晴に恵まれました。 おかげで、日食の全経過を見ることができました。

 この写真は最大食分の頃に撮った太陽です。日食の全経過画像はこちらでご覧頂けます。それにしても飛行機での日帰り遠征はハードなタイムスケジュールでした。(10/14)
■ 2004年6月 今月の画像 ■

金星の日面通過
2004. 6. 8 熊本県熊本市にて
 金星日面通過を見ることができました! まだ水星の日面通過も見たことがない私が、金星で初めての「内惑星日面通過」の初観測を果たしたのです。
 思い起こせば、1993年11月の水星日面通過も曇天、1999年11月の時も曇天、2003年5月も曇天…。水星の場合は全滅だったのですが、1世紀に2度しか見られない今回の「金星」では、日没直前になって雲が切れてきて、初めて「日面通過」を見ることができたのです。
 水星の通過を見たことが無いので、今回の金星の大きさを水星の大きさと比較して大きさを実感することはできませんでしたが、それにしても本当にどでかい金星の内合でした。視直径が1分角近い状態で、外惑星と同様に真丸く見える、しかも白黒反転した「黒い星」として…、というこれまでの天体観望での常識を打ち破った光景でしたから、感動一入でありました。
 デジカメの動画モードで撮ったのは大正解だったようです。なにせ、スタックするとシンチレーションの影響が無くすことができますから、金星の丸いシルエットを最高にシャープに追い込むことができました。(6/14)
■ 2004年4月 今月の画像 ■

明け方のC/2002 T7 リニア彗星
2004. 4.29 04:37 熊本県熊本市にて
 さて、ついにリニア&ニート彗星の2大彗星が最盛期を迎えようとしています。ところが、2004年4月に突然肉眼彗星になった「ブラッドフィールド彗星」がまさに「彗星の如く」現れ、なんとリニア彗星を凌ぐ明るさになってしまいました。

 今現在、リニア彗星(C/2002 T7)が明け方の東天で見えています。予想ではすでに1等台に達しているはずですが、実際には予想以下の暗さです。上の画像は、2004年4月29日にデジカメで撮ったリニア彗星ですが、ご覧の通り、彗星の姿は微かにしか写っておらず、彗星の傍にある恒星、うお座ω星(4等級)よりも写りが悪いです。よって、彗星光度は3等級前後でしかなく、このままだとニート彗星、リニア彗星共々、最盛期の頃に肉眼で見るのは厳しい結果にになりそうで、 残念です。(4/29)
■ 2004年3月 今月の画像 ■

月と金星
2004. 2.23 18:42 熊本県熊本市にて
 さて、早いもので2004年も3月です。5月に最盛期を迎えるC/2002 T7リニア彗星が西空で見ごろを迎えていますね。しかし、宵の時間は暇がなく、高度が上がってきた金星共々、今まで一度も見ていません。惑星コリメート撮影もかなり長期間御無沙汰しています。M78に現れた新星雲も、現在の機材では撮ることができません。それもこれも、赤道儀が使えなくなったからなんです。SX赤道儀が欲しいと思う毎日。しかし赤道儀単体価格も高すぎて到底買えそうにありません。バルブ上限フリーな一眼レフデジカメと共に新しい赤道儀が入手できれば、星雲・銀河の撮影ができる環境になるのですが、それが実現するまで、経済的な理由であと1〜2年はかかりそうなのです。

 そんな事情により、このサイト内の天体写真はヘボッコな星景写真やノーガイド惑星画像ぐらいしかありませんが、今後も星空案内的なコンテンツをオープンする予定ですのでお願い致します。近日中に金星日面通過の案内ページもオープンしようかと思います。(3/7)
■ 2004年1月 今月の画像 ■

明け方のさそり座
2004. 1.14 05:56 熊本県上益城郡嘉島町にて
1月のさそり座っていいですね。夜明け直前の南東の空にひょっこりと顔を出す、さそりの頭…。夏の霞んだ空で見るさそりとは違って、真冬のさそりはキリッと輝いて見えます。この日は−2℃まで冷え込んだため、透明度が高く、微光星までよく写りました。「南中するさそり」よりも、「薄明と共に昇るさそり」のほうが美しく感じるのは私だけでしょうか。

 この写真ではまだ朝焼けが始まっていませんが、あと少し待てば、朝焼けの美しいグラデーションと共に昇るさそりと天の川を写せたことでしょう。今度チャレンジしてみます。今回は星景写真としては駄目な構図ですね。電線入ってスマソ。

 ところで、δScoが相変わらず明るいですね。私が見た感じでは、アンタレスとほとんど同じ明るさに見えました。きっと1等級台でしょう。

作者: p2k6
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