山行記、空沼 山日記Little Trekker

 2010年7月10日 モレエ山 (北海道)

 「北海道には梅雨が無い」と言われていたものであるが、最近の北海道の7月は実に湿気が多い。以前は、本州の梅雨を避けるように6月後半から7月にかけて北海道の山を訪ねる事が多かった。今年もその癖で7月上旬の北海道を訪ねたのだが、降り立った千歳空港は雨。土日に道央の山を二山登る予定だったのであるが、雨の中を登るのも気が進まない。折角借りたレンタカーであるし、今日は何時か訪ねたいと思っていた「モレエ沼公園」を訪ねる事にした。
 モレエ沼公園はイサム・ノグチが造園設計を行った、「全体を一つの彫刻とみなした公園」で、広さは189ヘクタール。2005年にオープンした。公園と呼ぶには一つ一つの区画が大きく、直線的な遊歩道は、まるで西洋の宮殿に併設された広大な庭を思わせる。園内には高さ62mの人工の山「モレエ山」があった。周囲が平坦な為、山に登ると結構眺めが良い。雨空である事だし、今日は「モレエ山」で一山登った事にしよう。

bj101045.JPGモレエ山bj101046.JPG山の斜面の花畑bj101047.JPG広々としたモレエ沼公園bj101048.JPGデザイン性の高い遊具1bj101049.JPGデザイン性の高い遊具2

 2010年7月11日 空沼岳 (北海道)

登山口駐車場(9:55)⇒万計沼(11:20/30)⇒新簾沼(12:00)⇒縦走路合流点(12:40/45)⇒空沼岳山頂(13:00/20)⇒縦走路合流点(13:30)⇒新簾沼(14:00/05)万計沼(14:30/40)⇒登山口駐車場(15:45)

 札幌市内ののコンビニで携帯食料や飲料水を購入し、登山口へと向かう。すすきのから車で約40分、登山口に到着する。札幌から近く登り易い山なのだろう、既に50台以上の車が登山口付近に停まっていた。手早く装備を整えて、登山者名簿に記載してから、歩き始めた。

 樹林帯の中、緩やかに登って行くと、次第に沢筋の傍を歩くようになった。霧がたちこめ、まるで台高山地を想わせる様な、幽玄の世界を登る登山道が続く。昨日までの雨でぬかるんだ道は滑り易く、足を取られない様、注意しながら歩く。崩れかけた橋で沢を渡りひと登りすると、万計沼に辿り着いた。
 万計沼の辺りから上は幾分温度も下がり、ベト付いた湿気感は薄らいだ。新簾沼の辺りでは、下山する人と沢山すれ違った。何時ものように7時過ぎに登り始めていれば、自分もきっと下りでこの辺りに差し掛かっていた事だろう。なにしろ今日は札幌泊まり。復路での渋滞も気にしなくてよい立地に、つい気が緩んで出発が遅くなったが、まあこんな日もある。

bj101040.jpg湿潤な登山道を歩くbj101041.JPG沢に沿って登る登山道bj101042.JPG中間点にある万計沼bj101043.JPG札幌岳への縦走路と合流bj101044.JPG空沼岳の山頂

 札幌岳への縦走路との合流点で、札幌岳から歩いてきたという人に出会った。コースタイムでは3時間30分となっているが、笹藪が煩く6時間近くかかったそうだ。最近再整備された縦走路ではあるが、歩き易い道ではなさそうであった。合流点から先は、北側が切れ落ちた緩やかな稜線上を登って行く。ハイマツが出て来る様になり、山頂直下の短い急坂を上がると、パッと視界が開けて山頂に到着した。

 雨こそ降られなかったものの、低く垂れこめた雲で視界はあまり良くない。天気が良ければ支笏湖から羊蹄山まで視界が広がる山頂なのだが、残念ながら遠くを見渡す事は出来なかった。
 一昨年のカムイヌプリ以降、どうも北海道の山で天候に恵まれない。次回こそは視界良好な山頂に立ちたいと感じた空沼岳であった。