山行記、今倉山、二十六夜山 山日記Little Trekker

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 2011年4月30日 今倉山・二十六夜山

道坂隧道登山口(9:45)⇒道坂峠分岐(10:00)⇒今倉山(10:45/50)⇒赤岩(11:15/20)⇒二十碌夜山(12:00/13:50)⇒水場(14:20/30)⇒芭蕉月待ちの湯(15:20)

  五月連休の前半戦、5月のカタクリ山行くの下見を兼ね、桂川筋にある今倉山から二十六夜山へ唐沢尾根を歩くことにした。朝7時新宿駅発のスーパーあずさで大月へ、大月からは富士急行で都留市まで入る。連休二日目であったが、思った以上に人が少ない。30分前に新宿駅のホームに着いたが、待っている人は僅かだった。震災後1カ月半が経つが、遠出は控える人が多いのだろう。
 都留市からのバスも全員が座れる程度の込み方で、約30分で道坂隧道に到着する。握飯を一つ頬張り、トンネル脇の登山道を登り始める事にした。冬枯れた森が春の暖かい風で芽吹き始めていて、木々が黄緑色の芽に包まれている景色は楽しいものた。登山口から約15分で御正体山から今倉山へ続く尾根に達し、道志側の展望が一気に開けた。ここからは尾根を越える心地よい風を受けながら、今倉山への一気の登りだ。歩き始めて丁度1時間で今倉山の山頂に到着した。

bj502024.JPG新緑の登山道を登るbj502025.JPG今倉山への登りbj502026.JPG今倉山の山頂bj502027.JPG展望の良い唐沢尾根bj502028.JPG赤岩からの富士山

 今倉山は標高1470mで、今日の行程では最高地点であったが、山頂は木々に包まれ展望は今ひとつ。汗がひくのを待って、唐沢尾根を二十六夜山へと向うことにした。今倉山から二十夜山へは距離にすると2キロ少々、すぐの距離かと思ったが、小さなアップダウンが続く少々タフな行程だった。途中の赤岩では360度の展望が開け、山座同定を楽しむ。尾根は自然林が多く、所々で開ける展望は目を飽きさせない。二十六夜山の手前で舗装道路に出るが、直ぐ楽しい尾根道が再開する。丁度お昼の12時に二十六夜山へ到着した。
 山頂では久しぶりの「頂上ランチ」を楽しむ事にする。3月の初めに不老山へ登ってから、3.11の震災もあり頂上でのんびりできる山旅は御預けになっていた。今日はおでんに熱燗ではなく、ローストビーフ・シマト・チーズにワインという、ちょっと洒落た電車山行ならではの酒肴だ。春の暖かな日差しのもと、2時間があっという間に過ぎていった。

bj502029.JPG明るい稜線を歩くbj502030.JPG二十六夜山の山頂bj502031.JPG十十六夜の石碑bj502032.JPG山頂でのお楽しみbj502033.JPG美味しかった仙人水

 二十六夜山は、かつて月見を楽しむために登った山で、山頂には二十六夜信仰の石碑も立っていた。「十十六」と書いて「にじゅうろく」と読ませている。都留の地は、かつてキリシタン大名の有馬氏が流された土地で、二十六夜の月にかこつけて、山頂が信仰の場になっていたのかもしれない。そう言えば「十十」はロザリオにも見えてくる。
 下山路は上戸沢へとったが、途中に湧いている仙人水が美味しかった。下山口の近くにある「芭蕉月待ちの湯(700円)」で汗を流し、帰宅の途に就いた。

 二十六夜山は真花の百名山に選定されているだけあって、花の多い山であった。今倉山への登りから、ヒゴスミレやタチボスミレ、キジムロ等の花が沢山咲いている。木々の上では山桜やミツバツツジ等も花をつけていた。もう少し遅くなると、ヤマツツジなども咲きだすことであろう。花の時期、再び訪ねてみたいと思った二十六夜山であった。

bj502034.JPGヒゴスミレbj502035.JPGタチツボスミレbj502036.JPGキジムロbj502037.JPGヤマザクラbj502038.JPGミツバツツジ