Etr旅日記3 イギリス・トレッキング紀行3Little Trekker

6月16日 第6日目   ロンドン・ウオータールー ⇒ ソールズベリ・ストーンヘンジ・バース ⇒ ロンドン・ウオータールー

 今日は観光コースの1日。ストーンヘンジとバースが訪問地だ。 今日もタクシーでウオータールー駅へ行く。(8£)1£が135円という事もあって、今回の旅では比較的良くタクシーを利用したが、余り高くは感じなかった。
 7時10分発の電車で、ソールズベリを目指す。今日迄ブリットレイルパスが使え、一等車に乗り込む。中距離路線の一等車には、殆ど客が乗っていなかった。ただエディンバラやグラスゴーへ行く電車と違い、御茶のサービスは無い。中距離・近距離の移動であれば、2等のパスで十分だろう。
 ストーンヘンジへは、ソールズベリー駅前から30分毎にツアーバスが出ている。始発は9時30分。往復の料金とストーンヘンジ入場料込みで18£だった。(写真は駅前のバス停に止まるツアーバス

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 ストーンヘンジへは約30分程で到着する。入場料にはオーディオガイドも含まれ、日本語のオーディオガイドを耳に当てながら見学する事が出来た。ストーンヘンジは草原の丘に立っているが、太古は森林に囲まれていた。古代の原風景は随分と違ったと思うが、石を見ていると畏敬の念が湧き上がる。

 ストーンヘンジ10:40分発のバスで、ソールズベリーのタウンセンターへ。イギリスで最も高い尖塔を持っている、ソールズベリ大聖堂を訪ねる。大聖堂の一室でマグナカルタの実物を見た。国王の権限を制限させたメルクマークで、英国の誇りである事が感じられる。聖堂を出て昼食が取れるpubを探しながら歩いていると、郵便局の前に出た。入ってみると小包に丁度良いダンボール箱を発見。購入する。その後半日、真っ赤なロイヤルメールのダンボールを持っての移動となった。

 ソールズベリからバーススパ迄は約1時間の電車の旅。1時間に1本の電車がある。バースの御目当ては、何といってもローマンバスの遺跡だ。遺跡が修復され、グレートバス(写真)周辺の遺跡群の上を、博物館が覆っているという構造で、日本語オーディオガイドを聞きながら見学出来る。お湯の噴き出し口からは、今でもお湯が湧きだしていた。

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 遺跡を見学した後、併設されているポンプルームで飲泉をしてみる。レストランの脇に飲泉専用のコーナー(写真)があって、1杯50pだった。飲んでみると生温かく少し塩辛い。鉄分などミネラルがたっぷり含んだ味がした。一わたり街歩きをして、広場のテラスで冷たいフレーバーティーを頼んだ。アップル、オレンジ、ピーチと沢山のフレーバーティーが楽しめる。少し渋みのあるピーチティーは、冷たく美味しかった。旅も今日で1週間。少し早くホテルに戻ろうと、16:07発のロンドン行に乗車する。

 イギリスの旅もあと僅か。話の種に夕食は日本食を食べてみることにする。と言うのも、昨日コッツウオルズのコンビニで、サンドイッチに並んで置いてあった、「スシ」を見つけ途中で試してみたのだが(写真右中央がパック詰めのスシ)、ライスが何ともパサパで、しっとりとした米に馴染んでいる日本人には辛かった。
 訪ねたのは、グリーンパーク近くにある日本料理レストラン「みやま」。「みやま」は30年以上営業している、ロンドン日本食の草分け的存在の店だ。焼鳥、茄子田楽、寿司と刺身のカルパッチョを注文する。お酒もビールに八海山。お米はややパサパサした感じで、日本の寿司とはやはり随分違った食感だ。英国でライスはベジタブル的な感覚で、粘り気のあるものは好まれない。みやまの寿司は、そのぎりぎりの処で米の食感を設定していた。

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6月17日 第7日目   フォートナムメイスン、 ロンドン・チャリングクロス ⇒ ヘイスチングス ⇒ ロンドン・チャリングクロス

イギリス滞在も、あと2日。今日は郵便局で、現地で買った地図やガイドブック、使い終わったトレッキング用品等、重そうなものを別送る品として日本に送る。ラッセルスクエアの郵便局は朝8時から開いていた。重量を測って貰ったら6.2キロ、送料は航空便で92£だった。痛い出費ではあるが、世界一重量オーバーに煩いと言われるヒスロー空港だけに、チェックインの時にオーバー分の追加料金を支払うのは何としても避けたい。それに荷物を少しでも軽くしたいしと、そのまま日本に送る事にする。
 午前中は、ピカデリーサーカス近くの本屋で地図を購入してから、御土産を買う為に、ピカデリーサーカスのフォートナム・メイスンへ行った。1階のティールームで、正統なイングリッシュ・ブレックファーストを食べる。ベーコン、ソーセージ、パテ、ローストトマトと椎茸、スクランブルエッグ。29£と安くは無かったが、価値ある一品だと思う。メイスンのショップでは、御土産用の紅茶とオレンジピールを手に入れた。紅茶だけで何十種類もあり、フレーバーテイーも数多くある。一般的にストロングと書いてあるのは、ミルクを入れて飲むタイプの茶葉だ。ダージリン、ストロングタイプのロイヤル、バニラのフレーバーティーを購入した。

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 午後は、かつてホームステイしていたエイスチングスを訪問する事にした。ヘイスチングスは、ロンドン・チャーリングクロス駅から南へ1時間30分、ドーバー海峡に面した地方都市の町だ。以前は、古いローカルリゾート地といった趣の街で、リタイアした人が多く住んでいる街だった。
 チャーリングクロス駅で、30分毎に発車しているローカル電車に乗りこむ。金曜の午後という事で空いた電車を想像していたが、意外や電車は満席で発車した。天気は今ひとつの曇天だったせいもあるが、イーストボーンへ向かう鉄道が牧草地の田舎の中を走るのに対して、ヘースティングスへ真っすぐ向かう鉄道の車窓は、何となく雑然とした景色が続いている。何となく元気のない景色、変わらないなあと思っていたら、途中から中学生位の大集団が乗って来た。その賑やかな事。子供が元気なのは、何処の国も変わらないなあと思っているうちに、電車は定刻通りヘイスチングスの駅に到着した。
 列車から降りて驚いた。レンガ造りだった駅舎は、ガラス貼りのモダンな駅舎に建て替わっているではないか。何もなかった寂れた駅前にはカレッジの校舎が建ち、沢山の人が出入りしている。何よりスクールエイジを終えた位の、若い年齢層の人が多い。駅前からはバスが次々と発着していた。どうやらエイスチングスは、以前の街とは随分変わっている様だ。

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 街の地図を入手する為に、インフォメーションセンターへ歩いて行ったが、中心街は一新されたいた。五叉路になっていた街の中心部は、全て歩行者専用のモールになっている。人も沢山歩いていて、閑散とした所は何処にもない感じだ。
 一旦駅に戻り、かつてホームステイしていた「セドゥルスコンブスガーデン」近くのバス停「シルバーヒル」へバスで移動する。セントレオナード経由で約15分。小さな教会や、遊歩道、歩道脇のベンチ。懐かしい風景が次々と現れる。

 ヘイスチングス周辺は元々リゾートの性格を持った土地柄で、リタイアした人が沢山住んでいる落ち着いた田舎町だった。建って70~80年は経つと思われるレンガ造りの古い屋並が、街に落着きを醸し出している。25年前と殆ど変わらない住宅街ではあるが、良く見ると改築工事中の建物が結構目に付いた。レンガ造りの家は耐用年数が長く、外見上は補修や改築の必要性が感じられる様には見えないのだが、25年前にほとんど見かけなかった改築工事風景は、停滞していた経済が再び成長を始めたイギリスの現在を象徴している様にも思えて来た。
 そう言えば、30年近く前に一人当たりのGNPが日本はイギリスを越えたが、昨年再び抜き返されたという記事が、思いだされて来た。ヘイスチングの変貌は、この20年間に両国が辿って来た経済環境の変遷を象徴している様に思えてならなかった。

ラブリーでのんびりとのたリゾート地ヘイスチングスは、元気な地方都市になっていた。

6月18日 第8日目   ロンドン・ラツセルスクエアセ ⇒ ロンドン・ヒスロー空港 ⇒ 成田空港

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 最終日は荷物を早めに整理して、余裕を持って空港に移動する事にした。ヒスロー空港で早めにチェックインして、昼食を取る。出国審査と手荷物検査の間際、ショルダーバックに、ウイスキーが入っていた事を思い出した。ヴァージンのカウンターに引き返して相談したら、ショルダーバッグも預けるのが良いだろうとの事。スーツケースの重量制限は23キロになっているが、これと別途に設定されている機内持込手荷物6キロ分を、預けてしまうのが良いのではとの事、アドバイスに従ってショルダーバックも預ける事にした。ヒヤッとした一瞬だったが、ヴァージンのカウンターは結構親切に対応してくれ助かった。

 改めて出国審査場を通過し、ヒスローの第三ターミナルへ入ったが、その広さには驚いた。巨大な免税店街では迷子になりそうだ。さすがは世界のハブ空港だけある。成田や羽田のショップとは桁違いの広さだ。折角だからとジョニーウオーカーのブルーを追加購入。飛行機へと向かう。
 1週間のイギリス滞在、あっという間の様にも感じる一方で、矛盾している様ではあるが、随分長かった様にも感じる。沢山の事を見聞きして、充実した時間がそうさせているのであろう。今度いつ来れるかは判らないが、沢山の経験、知見を積める海外での旅は、国内旅行とは全然違うものだ。今迄、出不精になっていた様にも思う。飛行機で北海道の山に登りに行った時もそうであったが、行ってしまえば、どうという事は無い。今回の旅行のお陰で、自分の中での海外旅行のハードルが随分下がった。一年に一回ぐらいは、海外の旅をすることにしよう。